1. プラトーン
もうリアル感が圧倒的。さすがに実際の従軍体験を元に制作されただけある。 ドラマらしい展開を敢えて過剰表現せずに、徹底的にドキュメントのように映し出す。戦争映画は数あれど、これほどリアルに恐怖を感じられる作品も無いのでは。 [DVD(字幕)] 9点(2011-03-20 16:28:24) |
2. 未来世紀ブラジル
この作品を「好き!」って言った方が映画通っぽいのかもしれないが、ハッキリ言って疲れただけで、肌に合わなかった。終始ハイテンション、ハイスピードで映画が進んでいくが、緩急が無いためこのテンションに慣れてきてしまい、映画が長く感じてしまった。 ただカルト的要素満載の作品であることは確かなので、ツボにはまる人にはとことんツボなのだろうということも納得できる。 [DVD(字幕)] 5点(2011-03-05 14:23:01) |
3. グレムリン
子供の頃見逃してしまったので、今になって鑑賞。観終わってみて、やはり子供の頃観ておくべきだったと思いました。けっこう怖いんじゃないかなぁ子供には。 [DVD(字幕)] 5点(2011-02-28 13:49:48) |
4. ヴィデオドローム
いびつだけど無二の魅力を放つ作品。今観ると、いかにこの映画が鋭い先見性を持っていたかが分かる。そしてこの作品自体にもかなり中毒性があり、観ているこちら側まで軽くビデオドローム体験させてくれる。観る人は選ぶが、貴重な映画であることは間違いない。 [DVD(字幕)] 7点(2011-02-27 06:36:32) |
5. 天空の城ラピュタ
子供時代に一度は観ておくべき夢いっぱいの映画。文句のつけようのない出来だと思います。 [地上波(邦画)] 9点(2011-02-14 08:47:15) |
6. ガンジー
「ガンジーを演じる」というあり得ないムチャ振りを、見事にやってのけたベン・キングズレーの神々しい演技に圧倒される。ガンジーを知るきっかけとしては、最高の歴史映画だと思う。 [DVD(字幕)] 8点(2010-12-11 15:25:36) |
7. ダイ・ハード
何度も観れる面白さ。続編があるのだから、マクレーンが死なないのなんて初めから分っているのに、ハラハラドキドキ。人により好みはあれど、名作の名に恥じない作品であることは間違いない。 [DVD(吹替)] 9点(2010-10-31 07:36:04) |
8. レイダース/失われたアーク《聖櫃》
まぁ、無難に面白いです。 [DVD(吹替)] 6点(2010-10-08 01:57:05) |
9. 幻の湖
スタンリー・キューブリックも、デヴィッド・リンチも真っ青。 真の奇才は日本にいました。 [DVD(邦画)] 0点(2010-08-12 17:39:37)(笑:1票) |
10. 赤ちゃん泥棒
素直に面白かったです。 とにかくめまぐるしく物語が展開していくし、色んな要素盛り込みまくりですが、見ていて全く混乱せず楽しめるのは、やはりコーエン兄弟の巧さでしょう。 俳優陣全員が濃い演技で笑わせてくれますが、中でもホリー・ハンターの演技がとっても若々しくて可愛くて、見ていて惹きつけられました。 一般評価はそこまで高くないみたいで、不思議です。 赤ちゃんのズル過ぎるぐらいの可愛さ抜きにしても、かなりクオリティの高いドタバタ劇と思うのですが・・。 「コーエン作品」ってことで身構えず、素直に楽しむべき作品かと思います。 [DVD(字幕)] 8点(2010-04-20 23:10:15)(良:1票) |
11. シャルロット・フォー・エヴァー
とことん堕ちる人間を描きたかったのだろうが、危険な愛もただチークダンスして終わるくらいじゃ、ただの親父のオナニー映画ですね。 タブーすぎて映像化は出来ないだろうけど、「親子の愛が行くとこまでいっちゃった」的なほのめかしは描けたはず。 この手の映画はそのくらい堕とすなら堕ちてもらわないと。 この映画はシャルロットの可愛さ以外何にも見所が無い。 デブ娼婦、男色家、レズビアン、ゲロ(笑)など、不快極まりない要素をせっかく盛り込んでいるのに、メインテーマの近親愛が中途半端じゃデカダンな雰囲気に浸ることも出来ず。色んな意味で気持ち悪さだけが残る映画でした。 [DVD(字幕)] 1点(2010-04-05 16:07:02) |
12. 影武者
まずオープニング、闇に浮かぶ3人のシーンでいきなり引き込まれる。 他にも画的に素晴らしい、さすが黒澤明と思わされるシーンはたくさんあった。 ここでは評判が悪いが仲代達也の2者を演じ分ける演技は素晴らしかったし、山崎努も良かった。 ただ肝心なのはストーリー。 厳粛な雰囲気はいいのだが、起伏が無く、ただ冗長に感じてしまった。 それと、電撃ネットワークの人はどこに出ていたのだろう???? [DVD(字幕)] 6点(2010-02-06 14:56:46) |
13. ゆきゆきて、神軍
《ネタバレ》 奥崎氏にとっての立派な人間とは、神の法に従って、人間が造った法律を恐れず、 刑罰を恐れず実行する人間であると氏は強く主張する。 この主張は絶対的に自分の正義を信じて疑わないまま突き進む、まさに彼そのものであり、真相究明は彼にしか出来ないと嫌でも思わされてしまう。 しかし大きな問題はその「神の法」を、奥崎氏自身が全て定めていること。 さらに彼を突き動かすパワーは異常とも言えるもので、相手への配慮など微塵も無く、 信じる正義のためなら暴力行使も厭わないという一般的には本当に危険な人物である。 戦争を題材にしたドキュメンタリーだが、あくまで奥崎謙三という濃すぎる人間を追いかけた映画で、単純でありがちな反戦プロパガンダフィルムでは全く無い。 奥崎氏の過激さはある意味魅力的で、次に何が起こるか分からない緊迫感を生み出しており、脚色せず第三者的視点から撮影しただけでも、立派にドラマが映し出されている。 これぞ正真正銘のドキュメンタリー。 そしてラストの流れで一気にこの作品が「映画」として昇華される。 ただ奥崎氏を追うだけでなく、見応えのある映画作品として仕上げているところに、この映画の凄さがある。ドキュメンタリー映画としては個人的に満点。 ただ残念だったのは、あれだけ正義をモットーとしていた奥崎氏が、結局実際関係ない元隊長の息子に発砲し重症を負わせるという結末。 これじゃ結局はブチ切れたら「神の法」も正義も関係なくなる単なるテロリストと呼ばれても仕方ない・・ 映画の出来云々ではなく、この奥崎氏のあまりに残念な結末に-1点。 [DVD(邦画)] 9点(2010-01-29 10:22:30) |
14. ダーティハリー5
《ネタバレ》 前2作(3,4)よりはストーリーに工夫が凝らされておりずっと楽しめた。 さすがにハリーの老いは否めないが・・。 犯人に全く悪役としての華が無いところが、3以降このシリーズの残念なところ。 1,2があれだけ強力な悪役がいたからこそ、ハリーの強さも際立っていたと思う。 やはり一番の見所はラジコンカーチェイスでしょう。あれは非常にユニーク。ラジコンの性能の凄まじさには少し笑ってしまいますが。 スピード感があって良かった。 巨大な銛の銃をぶっ放して、ダーティ・ハリーシリーズは幕を降ろす。 最後はもうとりあえず滅茶苦茶やりたかったんでしょうね(笑) [DVD(字幕)] 6点(2010-01-16 18:56:53) |
15. ダーティハリー4
《ネタバレ》 ラストシーン前までは、前作よりは見れるな と思っていたのが、思わぬラストに閉口。 これではただの公私混同警官である。 どうしようもない上層部の権力や、法の理不尽さと徹底して戦ってきたキャラハンが下した決断は、同情で犯人を見逃すというやり方だった。 いくら同情があっても、彼女は殺人犯に変わりは無い。 ハリーなりの正義を貫いた話のつもりなのだろうが、なんだかとても後味が悪いキレイ事で終わっているような気がしてしまう。 ハリーが西部劇風に登場したり、カッコ良いシーンは3よりはあるだけにこの終わり方はとても残念。 [DVD(字幕)] 3点(2010-01-16 02:29:09)(良:1票) |
16. ニュー・シネマ・パラダイス
アルフレードは最期まで粋なオッサンでした。 映画館で、全てを忘れて映画に没頭し、涙し、拍手し、罵声を浴びせる観客達の姿に感動。あんな風に映画を観れたら、幸せだろうなぁ(鑑賞環境 DVDをPCで再生・・・) [DVD(字幕)] 8点(2009-12-17 21:49:13) |
17. その男、凶暴につき
かなりソリッドな暴力映画でありながら、何度も観れてしまう一種の中毒性がある作品。 ただその後の北野作品に比べ、まだ「切なさ」においてはもの足りないかもしれない。虚無感は充分にあるが。 北野映画の「殺し」は、前置きなんて無く、あまりに無慈悲にさらりと描かれるので、 それがかえってリアルで恐ろしい。「殺し」のセンスは本作から既に確立されている。 そして特筆すべきはやはりこの作品中のたけしの恐さ、カッコ良さ。 滅茶苦茶に尖りまくっている。たけしが画面上に出てくるだけでヒリヒリした雰囲気が伝わってくる存在感は圧巻。 観る側の内に秘めた凶暴性さえ引き出すような、快感に近い危なさがこの映画にはある。 色々思うところはあったが・・・・・・一番はこのタイトル! この映画にこれ以上のタイトルは無いでしょう。 [DVD(邦画)] 8点(2009-07-27 14:08:51)(良:1票) |
18. 野獣死すべし(1980/日本)
皆さん仰る通り、ストーリーの雑さ、妙に冗長な部分は多々あり。 しかし観終わった後それを全て忘れさせてくれる程の松田優作の怪演!! 狂人を見事に演じきっていました。 ここではそこまで評価は高くないようですが、自分のツボをビシビシ刺激してくれた作品でした。 鹿賀丈史の存在感も素晴らしい。あれこそ野獣の目。 本当にこのふたりに尽きる映画。 ラストのカットも「これしかない!」という終わり方。 賛否あるでしょうが僕は大好きです。この映画。 [DVD(邦画)] 8点(2009-07-15 01:42:00) |
19. シド・アンド・ナンシー
見事にシドを演じたゲイリー・オールドマンに尽きる映画だと思う。 シド・ヴィシャス役を演じること自体無謀なように思えるが、実際のゲイリーの演技は本当に素晴らしく、見事にハマっている。凄い。 ただ、この映画を観て思ったことはやはり事実を元にした映画で、面白い作品を作るということは相当難しいということ。 ドラッグ、アルコール中毒の恐ろしさをリアルに描いていたが、やはりストーリー展開に驚かされることは無く、むしろ淡々と進んで終わってしまう。 ただ逆に無理に面白い作品を作ろうとして脚色を強めてしまうと、史実と異なるということで、ファンからブーイングが来ることも確実だし・・・・・難しいですね。 映画としては楽しめなかったが、主演2人の素晴らしすぎる演技に5点献上。 [DVD(字幕)] 5点(2009-06-21 02:40:19) |
20. サクリファイス
正直、タルコフスキーの映画ではあまり好みでない作品。 理由は、これまでのタルコフスキー映画は長い静寂の中でポツリポツリと台詞が語られることで、ひとつひとつの台詞が印象的だったのだが、本作では語らせすぎに感じた。 それと、哲学的な表現が多くて、少し押し付けがましく感じてしまった。 後半の展開は見応え充分だったが・・。 どうもあまり感情移入できなかった・・。 [ビデオ(字幕)] 4点(2009-03-31 07:07:52) |