1. 大人は判ってくれない
ヌーヴェルバーグの代表作の一つ。子供を淡々と見つめ続けるカメラの視線が素晴らしい。ラストシーンはあれしかないと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2010-09-21 21:17:11) |
2. OK牧場の決斗
娯楽性に富んだ西部劇の名作。主要登場人物が多いながらもしっかりと描き分けられており、展開も速くて飽きさせない。 [地上波(吹替)] 7点(2010-09-21 21:08:49) |
3. 裏窓(1954)
ヒッチコック5大代表作の一つ。キャメラが観客の目線になる瞬間のカット割りがうますぎる。G・ケリーはヘップバーン以上の絶世の美女。がしかし、レトロな雰囲気には眼をつむるとしても、サスペンスとしてこのテンポの緩さは致命的なのでは…。 [ビデオ(字幕)] 6点(2010-08-20 14:58:21) |
4. イヴの総て
演劇界の裏で起こっている醜い争いの描写。上品なサンセット大通りといった印象で、役者の名演も適切な展開も文句のつけどころがない。それでも、インパクトという点でもう少し何かが欲しかったのは確か。 [DVD(字幕)] 8点(2010-08-17 21:58:19) |
5. 蜘蛛巣城
《ネタバレ》 弓矢、馬、森、妖怪…。もう、戦国時代を象徴するかのようなシチュエーションのオンパレードで、それだけで全く飽きることがありません。そこに印象的なSE、音楽がぴたりぴたりと嵌ってくる。お話よりも寧ろ、勢いだけで観せられてしまったという部分は、個人的に羅生門と似た印象。しかし、音声の聴き取り難いこと難いこと…。DVDで観てください [ビデオ(字幕)] 8点(2009-03-04 01:45:27) |
6. 生きる
《ネタバレ》 至極真面目な映画だという先入観のもとに鑑賞したので、ブラック・ユーモアの多さに驚かされた。通夜のシーンを先に持ってくるという構成は、メリハリが利いていて成功してるように思えました。公園のシーンをはじめとして、志村喬の演技の凄いこと凄いこと…。 [DVD(字幕)] 7点(2009-02-11 21:49:17)(良:1票) |
7. 羅生門(1950)
複雑怪奇なストーリーに、大胆かつ滑らかなカット割が融合して、上映時間が短いながらもうお腹一杯。まさに映画を観た、という気分にさせられる。脚本、撮影、演技、どこを切ってもバイタリティーが溢れ出てくるようだ。もはや山を歩いているだけであの緊張感!! 凄すぎる。 [DVD(字幕)] 9点(2009-02-11 21:45:21) |
8. 七人の侍
もはや月並みなことを書きますが、3時間半が1時間に感じました。面白すぎて時間があっという間に過ぎていたのです。一人につきノート一冊分を費やしたという、キャラクターの造形がまずもって見事。最高の娯楽作!! [DVD(字幕)] 9点(2009-02-11 21:35:57) |
9. お熱いのがお好き
《ネタバレ》 小学四年生のとき、深夜にBSで上映していたのを偶然観たのが思い出深い一本。とにかく笑って笑って、キスシーンでは凄く恥ずかしくなって(大人ってこんなに一杯キスするのかと思った)、ハラハラさせてハッピーエンドで…観賞後の余韻は素晴らしすぎて涙が出るほどだった。驚いたのは、あれから10年経って最近見返してみて、あの時に感じた面白さが全く色褪せていなかったこと。ここまで愛すべきキャラに囲まれた、観ていて楽しくなれる映画はないのではないか。圧倒的な面白さの前には、社会性も芸術性もメッセージ性も敵わないということを思い知らされる一本。Nobody is perfect!! [地上波(字幕)] 10点(2009-02-11 20:03:35)(良:1票) |
10. 非情の罠
《ネタバレ》 なんだかんだ言ってマネキンのシーンは引きつけられます。が如何せん、登場人物が2人の男に追い詰められるシーン(?)が全然怖くなかったです。 [ビデオ(字幕)] 6点(2009-02-02 02:23:43) |
11. 現金に体を張れ
緊張感に満ちた展開と、まさにカタルシスの得られる結末。娯楽作の鏡です。怪作ばかりを撮る鬼才とっては、この程度の娯楽作はお手の物ということか。 [ビデオ(字幕)] 8点(2009-02-02 02:22:08) |
12. 黒い罠
《ネタバレ》 最初の長回しでいきなり引き込まれてしまうが、その後は素晴らしい絞殺シーンを除くと、あまり印象に残らなかった。主人公が恋人を置き去りにしてはどこかに出掛け、その間にピンチになるという展開など、どうも引っ掛かる。でも『激突!』のおじさんの名演が観れたのは得した気分! [DVD(字幕)] 6点(2009-01-01 22:40:26) |
13. 隠し砦の三悪人
《ネタバレ》 多彩な登場人物、ツボを踏んだ展開、そして名台詞「裏切り御免!!」でのどんでん返し…何と言うか、もう文句のつけようのない安定感を持った冒険活劇。しかし、どうしても気になってしまうのはラストシーン。あまりにも順当に終わりすぎしまったというか、もう少し劇的なものにならなかったものか。やっぱり、これでいいのかなぁ… [DVD(字幕)] 7点(2009-01-01 02:38:30) |
14. 顔のない眼
《ネタバレ》 「見せること」「見せないこと」がしっかりしている映像作りで、おどろおどろしさの演出には成功していると思う。ただし私は、あまり音楽を使わない演出が、ストーリーの盛り上がりを損ねているというような印象を持ってしまいました。『悪魔のような女』の時も同様のことを思ったので、どうやら私の肌にはフランスのホラー、サスペンスは合わないようです。 [DVD(字幕)] 5点(2009-01-01 02:32:51) |
15. 恐怖の報酬(1953)
恐怖演出のクオリティが、凡百のスリラーと掛け離れている。前半のタルさが嘘のように解消される中盤以降は、もう怒涛という他ないです。爆破した岩が飛散するシーンには心臓が止まるかと思った。人物描写と人間ドラマのリアリティがすごい。音楽を極力排除しているあたりも、ラストをよく引き立てていていい。 [ビデオ(字幕)] 9点(2008-12-11 02:36:38) |