1. アリス・イン・ワンダーランド
《ネタバレ》 永遠の名作、「不思議の国のアリス」のアリスが穴に落ちてから10年、アリスが純粋無垢で想像力豊かな子供から、常識とリアリティを重んじる大人に変わる直前の物語。ジョニー・デップ演じるマッド・ハッターは大人のくせに不思議の国に生き、故に「マッド」、狂っていると呼ばれてしまう。デップが時折見せる愛嬌は狂人というよりかは幼い子供が見せるそれのような印象を受けた。 児童文学の映画化でありながらあまり子供向けではない内容はまさにこれが大人のための児童文学だからだ。常識にとらわれがちな世の中だが、3Dメガネをかけて、これがフィクションであることをひと時忘れて、白ウサギを追いかけてみよう。 [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2010-03-15 15:35:52) |
2. ハウス/HOUSE(1977)
ポップでチープな音楽にのって繰り広げられるポップでチープなホラー。 安っぽいけど1977年に作られた監督初作品とは思えない前衛的な映像処理。観終わった後は映画に取り付かれたような気分になりました。 今まで見た映画の中で、間違いなく最も奇怪な作品です。 [DVD(邦画)] 8点(2010-03-14 16:45:35) |
3. お熱いのがお好き
たくさんたくさん笑いました。 モンローはかわいくて、トニーとジャックは最高に面白い。何度見ても笑える、まさに傑作です。 [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2010-03-11 16:29:06) |
4. 第9地区
《ネタバレ》 社会問題に訴えかけるSF作品。今までのただのアクションとは違い大人も子供も、アクションやSFが苦手でもいける。アパルトヘイトのメタファーがたくさんあり印象的。 この映画を見る前にこういう評価をたくさん聞き、もしかしてかなりの傑作?という気持ちで映画館に入りました。 実際には、アイディアは良いが、ジャブ一発で終わってしまう感じ。アバターと同じで人間が敵というシチュエーションでも、アバターとは違いエイリアンには共感し難い。アイディアはよかったが追求できなかったという印象でした。 [映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2010-03-10 00:59:01) |
5. ハート・ロッカー
《ネタバレ》 映画としての完成度はかなり高く、戦場の緊迫感がスクリーンから伝わってきた。シンプルな脚本に監督の腕が光る作品。最後のシーンはとても切なく、戦争という大人の喧嘩に巻き込まれた兵士達の姿に心が痛んだ。 余談だが、この映画を見て最初に思い浮かんだのは、おそらく最も有名な反戦詩人、Wilfred Owenである。第一次世界大戦でイギリス兵として戦い、途中で帰還、数多くの反戦詩を書いた彼もまた、その後再び軍隊に志願し戦死するのである。 [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2010-02-22 15:57:56) |
6. ザ・ウォーカー
終末もので、文明が完全に破壊された世界でのお話。犯罪が横行し小さな街、もしくは一つの家が固有の自治として点在しているなか男はある目的を持って西へ向かうのだった。 アバターを映画館に見に行って満席の時しょうがなく見たのだが全然面白くなかった。アクション映画には物足りず、ヒューマンドラマにはキャラクター達の個性がたってない。何も無くて無法な事以外そこまで「週末もの」って感じもしない。脚本もありきたりで先が読める(オチは読める読めない以前に超越しすぎ)。 何と言っても残念なのが悪役の天才、ゲイリー・オールドマン演じる悪役がそんなに悪くないのだ。観客としては怖がる事も嫌う事もできない微妙な悪役。こんな外れ役よく受け入れたものだと思い映画館から出た。 [映画館(字幕なし「原語」)] 4点(2010-02-12 13:52:58)(良:1票) |
7. 立喰師列伝
意味があるようでないくだらなさがこの映画の真骨頂。だらだらとしたナレーションには無駄な説得力があり、まるで自分が立喰師に言い包められてるような錯覚に陥った。 [DVD(邦画)] 6点(2010-02-07 03:47:39) |
8. アバター(2009)
言う必要も無いでしょうがグラフィックスはすばらしい。 ストーリーは聞いた事のあるような王道ネタばかりではあるが、まとまっているので悪くはない。もののけ姫の影響はかなりあるように感じるが、映像がきれいだから許せる。 地球外の生物を描いているけど生態系や原住民のライフスタイルにはオリジナリティはそこまで無く、結構ありきたりなミステリアスな植物や動物しか出てこない。創造性やアーティスティックさは少し欠けるが、そこはキャメロン監督の大衆受けしやすいという良くも悪くもとれるスタイルだろう。 どちらにしろどうせ見るなら映画館で見ておきたい作品。個人的に3Dは動きがぎこちなく何かが素早く動くと細かく振れるように見えたので気に入らなかった。大きな画面の2Dが最適かと思う。 [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2010-01-30 14:17:10) |
9. サロゲート
機内で鑑賞。 脚本もアイディアも演出も至って普通で、アクションでもなければ、ドラマでもなく、ロマンスでもない。かといってミステリー的な要素も強くない。現代のネット社会や愛の形に向けたメッセージだけが一人歩きして見終わった後「ふーん」としか思えなかった。 [インターネット(字幕)] 4点(2010-01-27 16:04:20) |
10. レザボア・ドッグス
少ない登場人物、大部分が一つの場所で撮られているにもかかわらずこんなにも面白い映画を作った新人監督タランティーノに拍手です。 登場人物は一人一人非常によく形成されていて、ホワイト、ブロンド、ピンクなど癖の強い役柄もすんなりと脚本にとけ込んでいる。その癖の強い登場人物の会話には引きつけられる何かがあります。彼らの会話のせいで映画が終わってからしばらく、頭の中で"f***"が連呼されてました。 [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2010-01-27 15:57:05) |
11. タンポポ
《ネタバレ》 人間の欲求の中で、食欲と性欲は自分と相手がいて初めて成り立つ。 食えれば何でも良い訳じゃないし、抱ければ誰でも言い訳でもない。やはり食に対する感情と人を愛する感情は似ているのだろうか。その自己完結しない欲の中に美を見出した伊丹十三はすばらしいと思う。食と性を通し、人間の欲に最も近い美を伊丹十三は作り出す事ができたのだ。 [DVD(邦画)] 9点(2010-01-07 17:33:43) |
12. ランボー/最後の戦場
最後エンドロールが流れた時にこれで終わり?とおもってしまった。 ドンパチして終わり。これがこの映画の印象。それ以外は何もない。 最低におもろくなかったです。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2010-01-02 13:18:43) |