1. フェイク
《ネタバレ》 ちょっと期待しすぎました。アル・パチーノの情けない役が個人的にはあんまりです。ストーリー自体は、特にどうってことはないものの、そこそこ長い映画ながら、最後まで引き込まれる展開になっていて面白かったです。後は、裏切り者を始末するバイオレンスシーンは良かったです。 [DVD(字幕)] 6点(2010-11-20 01:15:37) |
2. 3-4X10月
《ネタバレ》 別に特別面白い映画ではないんだけど、全体に漂う枯れた空気感が、何度も観たくなります。ガソリンスタンドでヤクザがイチャモンつけてくるシーンや、バーでマスターがキレるシーンは凄いです。シュールなジョークも笑えます。ただ、沖縄編の後半から武が主人公になっちゃってるのと、沖縄から帰って来てからの流れがちょっと面白くなかった。 [DVD(邦画)] 7点(2010-11-18 00:23:49) |
3. ディープ・ブルー(1999)
監督がレニー・ハーリンというのを後で知り、なるほどなと思いました。エンターテイメント作品としては派手で楽しいんだけど、中身が薄々で、今ひとつ何かに欠ける感じのする映画でした。観てる時は確かに面白いんだけど、それだけって感じ。よくテレビでやってますが、それくらいが丁度良いと思います。まあ、ジョーズの亜流映画としては出来がいいんじゃないでしょうか。 [地上波(吹替)] 6点(2010-11-17 23:38:10) |
4. ヘルハザード/禁断の黙示録
ビデオテープが30円ほどで売られていて、以前から少し気になっていたので観ました。CGが普通になった今ではほとんど見られない、味のあるSFXの不気味なクリーチャー達が、DVDが今ほど普及する前、レンタルビデオ屋で古いホラー、SF映画のVHSを借りて見まくっていた頃を思い出してなつかしかったです。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-11-11 13:11:26) |
5. ブラッド・シンプル ザ・スリラー
脚本が良く出来ていて、最後まで物語に引き込まれます。デビュー作ですでにスタイルが確立されていて凄いです。とにかく面白い。 [DVD(字幕)] 7点(2010-11-11 12:19:12) |
6. ファーゴ
《ネタバレ》 予備知識0で観たので、衝撃的でした。脚本も面白いし、登場人物の描き方も素晴らしいですが、警官を撃ち殺した後目撃者も追いかけて殺すシーン。もうとにかくここが最高です。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2010-11-11 12:12:46) |
7. ミラーズ・クロッシング
《ネタバレ》 かなり乗りの軽いマフィア映画っていう感想です。ドラマシーンのシリアスさと、銃撃、暴力シーンのコメディタッチなテンションが絶妙にマッチしています。レオが刺客をトンプソンで撃ちまくるシーンは突然すぎて笑いました。そこそこ時間のある映画なのに、あっさりしているので何度も観れる安心感と面白さがあります。 ただ多少、「ノーカントリー」や「ファーゴ」と比べると物足りない感があります。 [DVD(字幕)] 7点(2010-11-11 11:44:46) |
8. 暗殺者
《ネタバレ》 アクション映画としての出来はボチボチだけど、バンデラス演じる悪役ミゲル・ペインが格好良すぎるので何度も観てしまいます。スタローンとジュリアン・ムーアの面倒くさいロマンスシーンと対比して、更に極まってます。 [DVD(字幕)] 7点(2010-11-11 09:40:32) |
9. ペイバック
昔観たときはバイオレンス映画の名作だと思っていたのですが、久し振りに観直してみると、そこそこ面白いんだけど、中途半端な映画でした。ハードボイルドな雰囲気やメル・ギブソンの悪っぷりは格好良いのに、二丁拳銃やったり、チィニーズマフィアに襲われたりするシーンがコミカルすぎてまとまりがないです。ハードボイルドなのかアクションの大作なのか、はっきりして欲しかった・・・。正直ルーシー・リューのキャラはなくてよかったと思います。ただ、鰐皮の鞄のおっちゃんは昔観たときとかわらずナイスキャラでした。鞄に穴を空けられた時の「なんてことをするんだ、酷いじゃないか」は名台詞です。 [地上波(吹替)] 6点(2010-11-08 13:26:31) |
10. ユージュアル・サスペクツ
DVDのジャケットのイメージから、もっと渋くてマニアックな映画だと思っていたんですが、普通のポップなエンタメ映画でした。冒頭で拳銃を横に向けて撃つシーンでいきなりガッカリして、オチも途中で読めてしまい残念でした。評価できる点は、デルトロが途中までカッコ良かったです。 [DVD(字幕)] 4点(2010-11-08 01:14:09) |
11. 13日の金曜日/ジェイソンの命日
シリーズ史上最も記憶に残らない作品です。もはやシルエットが変わり果ててしまったジェイソンがそれなりにカッコ良い。 [ビデオ(吹替)] 6点(2010-07-21 04:33:36) |
12. スターシップ・トゥルーパーズ
登場人物が馬鹿ばっかりで感情移入できるキャラクターがいないので、捨て身で突っ込んで行くバグ達を応援してしまいます。CGはかなりレベルが高く、物語のスケールもでかいのですが、なんかB級映画です。手足や首の飛びまくるおバカなB級映画を、お金をかけてスペクタクルとして撮ったような、夢の映画です。 [DVD(字幕)] 8点(2010-07-14 16:22:20) |
13. プライベート・ライアン
《ネタバレ》 「正義の味方の主人公(と仲間達)が、悪者(もしくはモンスターや自然災害など)をやっつける。途中でストーリーの都合で脇役達が何人か死ぬけど、とりあえず主人公が勝ってハッピーエンド。」多くのハリウッド映画がそんなストーリーばっかりだけど、本作は違うと思う。主人公が任務を遂行しようとするのは単純にライアンを助けようとする正義感からではないし、仲間達は一人を助ける為に仲間が死ぬことに不満をこぼす。本作のいわゆる悪者にあたるドイツ兵達は、ある者は捕虜になれば必死で命乞いをし、ある者は火炎放射器で無残に焼かれたり、ライフルで頭が吹っ飛ばされ、名もない脇役達も、身体はバラバラになり、内臓を出しながら、「ママ、ママ。」と叫びながら死んでいく。そして最後、死ぬ前に主人公は、自分と、大切な部下を犠牲にして助けたライアンに「生きろ」と言う。それらの描写や、主人公達が死んだ兵士のドッグタグを粗末に扱うシーンや、主人公が過去に死んだ部下達の話をするシーンなど、この映画は単純に戦争批判というよりは、脇役や悪役を感情のないゴミのように殺して、能天気にハッピーエンドという、多くのハリウッドの超大作への皮肉や批判のような気がします。(深読み?)ハリウッド映画でそのように死んでいく悪者や脇役に、なんだかスッキリしなかった(別にそういう映画が嫌いではない)僕は、脇役や悪者の死にもスポットライトを当てたこの映画にそんなメッセージを感じたので、その点に好感が持てたのと、単純に娯楽映画として観ても、さすがはスピルバーグと思わせる、長さを感じさせない傑作だと思います。 [DVD(字幕)] 8点(2010-07-14 04:44:01)(良:2票) |