1. 隠し砦の三悪人
《ネタバレ》 なんといっても男勝りの姫がいい。 妙な色気もあって魅力的に感じた。 三船敏郎は相変わらずかっこいい。 気に入らなかったのはオチかな。 黒澤映画にありがちだけどどこか説教臭いしそれが浅い気がする。 個人的にはもっとエンターテイメントに振り切って欲しい。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-04-28 16:38:51) |
2. 欲望の谷
《ネタバレ》 西部劇では定番の勧善懲悪もの。 話としては普通だしオチもひねりなく終わる。 ただ主人公の反撃が容赦なくて良かった。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-03-26 19:51:03) |
3. 祇園囃子
《ネタバレ》 今の時代ならこんな半分性奴隷みたいなことないだろうけど 当時はあったのかな。 それとも他の選択肢をあえてこの二人は蹴って ラストは一皮むけた二人が気持ち新たに芸者道を進み始めたのだろうか。 いずれにしても不幸になるべくしてなった不幸物語かと思いきや ラストの頼もしい二人にエールを送るたくなる良い映画だった。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-01-13 23:00:12) |
4. 道(1954)
《ネタバレ》 嫌いじゃない。 一見粗暴な男がだんだんと実は寂しがり屋で弱い部分も見えてくる。 一方弱かったジェルソミーナは少しづつ主張するようになる。 イルマットもザンパノと同じように別の顔を持ってる。 そういう二面性が観てて感情を動かされる。 ただ死んでしまったらそれ以上救いがない。 もうちょっと救いのある話が良かったな。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-12-30 19:37:56) |
5. あにいもうと(1953)
《ネタバレ》 昔の邦画とかほとんど見ないので俳優がどうとかまったく分からない。 他のレビュワーさんみたいに評論みたいな事がいっさい出来ないのであるが この映画の良さがほとんど分からなかった。 自分として解釈したのは 親父は過去を振り返り昔を懐かしむだけの自分にちょっとした無力さを感じており 娘を寝取った男に対しても以前のように怒鳴ったりしなくなってる。 ラストで兄妹の修羅場にも関わらず部外者になってしまっている部分でどういう意図があったのかなと気になった。 兄貴は長妹に対するゆがんだ愛情というか学生とか長妹を殴ってるの見てスッキリさせてくれた。 いい味出してたと思う。 スッキリしない終わり方で「起承転」で終わってしまっている印象。 こっからが見せ場やろ!って突っ込みたい。 人生に「結」なんてない。リアルでしょ?って感じで気に入らない。 [インターネット(邦画)] 4点(2020-12-06 16:18:18) |
6. 白蛇伝
《ネタバレ》 日本アニメ黎明期の作品として重要な役割を果たしたとは思いますが やはり現在の作品と比べると低い点になってしまう。 シナリオとして気になったのは許仙が罰を受けたのは魚娘が宝を盗んだからで 崖から転落死したのも白娘の後を追いかけたから。 どちらも二人の妖怪が原因。 その割にあんまり反省してるようには見えない。 話の展開もゆっくりで観てて辛かった。 声もボソボソしゃべってて何言ってるのか分からないシーンが多かった。 そもそも日本語に聞こえない。 [インターネット(邦画)] 3点(2020-04-19 23:36:08) |
7. 東京物語
《ネタバレ》 こういう話に弱い。 年齢的に自分に重ねてしまうんだろうな。 あと役者が良い。 父親役の笠 智衆はすごい好き。 亡くなった自分の祖父と被る。 でもこの人49歳くらいなんだなー。 もう一人サバサバした娘役の杉村春子。 こういうキャラ好きだわー。 悪気の無い嫌なキャラというか人間味ある性格。 昔だったらよく思わなかった作品だろうけど今はむしろ大好物だな。 気になったのは会話の受け答えでカメラアングルが細かく切り替わって没入感が一瞬途切れる。 [DVD(邦画)] 8点(2019-11-25 00:42:02) |
8. 七人の侍
《ネタバレ》 三船敏郎がハマリすぎ。 志村喬めっちゃ味ある。 白黒映像だからこそ映えるあの農村の小汚い雰囲気。 まさに泥臭い殺陣。 とはいえ俺は好きだからこの評価だが 昨今の早いストーリー展開や劇的な展開で慣れている人には向いてないだろうな。 [インターネット(邦画)] 8点(2019-03-10 12:50:14) |
9. 禁じられた遊び(1952)
《ネタバレ》 見てる最中はこのクソガキ共とイライラしました。 いくら無知な子供とはいえ酷すぎる。 しかしいろいろレビューを見ているうちに深いテーマがあるのかもと思えるようになりました。 むしろそう考えると腑に落ちるという感じです。 この映画で語られたものは戦争の比喩表現であり もしかしたらタイトルの「禁じられた遊び(ゲーム)」とは戦争を指しているのかもしれない。 子供の墓場づくり。隣人との争い。恋人との情事。 目的と手段が逆転しており戦争もまた同様であるということなのかも。 [DVD(字幕)] 6点(2018-11-27 02:20:46) |
10. 雨に唄えば
ダンスを見る作品。 軽快で卓越したダンスは見ていて飽きない。 年代を超えた名作の一つ。 気になったのはダンスシーンのタップ音が後付のせいで ちょっとずれてたり水たまりでのタップなのに音が水の中っぽくない。 もっとバシャバシャいいそうなんだけどな。 もう少し臨場感があっても良かったかな。 [DVD(字幕)] 8点(2018-11-12 01:01:25) |
11. ローマの休日
《ネタバレ》 某国の姫が公務に嫌気がさして逃げ出す。 イケメン新聞記者がスクープを狙って姫に近づきローマを遊びまわる話。 さすがに今見ると王道シナリオ。 でもそれほどgdgdにならないよういくつかギミックが仕掛けられています。 これまでいくつかの漫画アニメ作品で「ローマの休日」ネタがあったので いつか見ようと思っていました。 それなりに楽しめましたね。 [DVD(字幕)] 6点(2015-06-25 00:26:59) |
12. 十二人の怒れる男(1957)
物語進行がほぼ室内だけ、話も会話ばかり。 でも緊張感もあるしドラマもある。 すごく引き込まれました。 ラストの一仕事終えた開放感がすばらしかった。 [DVD(字幕)] 9点(2013-01-04 02:20:28) |