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タケノコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 575
性別 男性
年齢 50歳
自己紹介 管理人さま、レビュアーのみなさま、いつもお世話になっております。

タケノコと申します。

みなさまのレビューをとても楽しみにしています。
( まるで映画のように、感動し、笑い、ときに泣きます )

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1.  ダイナマイトどんどん
菅原文太、北大路欣也に田中邦衛、おまけに、丹古母鬼馬二さんまでいてはります。 たいへん、暑苦しい映画です。草野球大会と言うよりは、まさに濃い顔の選手権大会。 その上、ストーリーまで熱い。いや、熱すぎる。こんなの真夏に観たら暑さと熱さで熱中症になりそうだし、観たのが2月でよかった、と安堵している。それでも、観ていて途中から暑苦しくなってきたから、ユニクロのフリースは脱ぎ捨てた。 ハチャメチャだったけど、時代設定的に戦争の爪あとが見え隠れするし、「ケンカはしてもいい、でも殺し合いはもうあかん」てことなんだろうなあ。なんか、「パッチギ!」思い出しちゃった。
[DVD(邦画)] 7点(2021-02-24 21:50:53)
2.  さらば青春の光 《ネタバレ》 
これは、遅くとも20代までに観るべき。50歳も間近のオッサンが観ても、彼らに全く共感できないし、ストーリーも心に響くものが何一つもなかった。むしろ受け手側であるジミーの父さんや会社の上司たち、このステレオタイプな大人たちに今回ばかりは共感してしまったわ。 そのジミーと関係した後、その数分後に親友の男に乗り換えた史上稀に見るヒロインも素晴らしいが、出演も台詞も少なすぎるエース (スティング) にはガッカリ。 ただ、モッズファッションや改造ベスパの大集団、その "ビジュアル" がこの国この時代この若者たちとすぐに紐づく、というインパクトだけはすごいし、映像としてその一大ムーブメントを記録に残した、という観点ではこの映画にも価値がある。 フーの音楽もよかった。(若い頃よく聴いたが、この映画の存在は知らなかった)
[DVD(字幕)] 3点(2020-12-19 12:13:14)
3.  夕陽のギャングたち 《ネタバレ》 
ロッド・スタイガーは群衆を投影させた等身大のヒーロー。イーストウッドやリー・ヴァン・クリーフのようなカリスマ性はないんだけど、その分人間味があって、体型も平均的だし感情移入がしやすいと言うか、、セルジオ・レオーネもそこが狙いだったのかもしれない。「革命家」の映画に孤高のガンマンはいらないということだろう。 フアンが成り行きで革命の英雄として崇められる展開は、どこか笑ってしまうというか喜劇調でもあって、およそセルジオ・レオーネらしくないお話しだな、と。でも過程はどうであれ革命家は成し遂げた "結果" が全てだし、群衆が認めて決めたことならば、うんうん、と納得させられるようなところは確かにあった。革命に失敗した者、自ら革命家と吹聴する者、そのどちらもホンモノにあらず、だしね。 エンニオ・モリコーネの音楽はもはや鉄板で、相変わらずよかった。 それにしても、、監督の銃殺刑へのこだわりぶりは凄いな。( いったい何回あった? ) そして、夕陽というよりは夜の闇ばかりではあったが。 とにかく、いい齢であろう主演二人のいささかも衰えない眼光、その野心的な光がいつまでも脳裏に焼き付いている。
[DVD(字幕)] 7点(2020-06-19 12:12:06)
4.  ピクニックatハンギング・ロック 《ネタバレ》 
1900年2月14日、オーストラリアのとある山に忽然と消えた女たちの物語。 今だ未解決事件、だから興味の焦点はなぜ消えたのか? なぜこの三人だったのか? ここに限られてきます。 なぜ消えたのか? その手がかりはありませんでしたが、男たちに連れ去られたとか、カルト集団に連れ去られたとか、それでは全く神秘的ではないので面白くありません。可能性を除外します。 では頂上に存在したタイムゾーンで過去にトリップしたか。あるいは、彼女たちを百万年も待っていた山の精霊たちに連れていかれたか。神隠しなんて、もともと科学や理屈では説明がつかないから、きっとこのどちらかなんでしょう。 次、なぜこの三人だったのか? 山の精霊説であることを前提に、思ったことをつらつら。まず、山の精霊様は男です。山頂に突起した "三つの岩" から抽象的にそう感じたから。だから、女であることと三人という人数は予め定められた運命なんです。そして選ばれたのは、潜在的に性の欲求不満だった者たち。何となくですが、マクロウ先生はわかる。それは、「 (山が) 粘性の強い状態で突出した」 といった台詞や、バナナを食べてる描写から。また、「マクロウの男性的な知性を信頼してた」 という校長の台詞から。ミランダたち三人 (正確には二人) はそうとわかる描写はないが、まるでケーキに群がるアリのように、山頂にそびえ立つ岩に誘引されるように吸い寄せられたから、結果的にそう判断されて選ばれた、と思うしかない。アーマが生還したのは、定員オーバー。マクロウ先生に押し出された形で返された。 亡くなった二人についてですが、根拠はなく直感ですが、セーラと校長はそれぞれが同性愛者のような気がしました。特にセーラのミランダに対する熱っぽい視線は、単なる友人としてではない憧れにも見えます。この二人はきっと、男性を愛せないことで精霊様の逆鱗に触れたのでしょうか・・。 時計が止まったこと、これだけはどうしても人の心に依存する謎ではないため、精霊様との因果関係は推し量ることが出来ません。 と、かなり飛躍した解釈になりましたが、もともとが女性だけの閉鎖的な世界の物語で、そこから外界に行くこと自体がまだ見ぬ異性へのあこがれとか性の解放とか、実話に便乗してそこをミステリアスに描こうとしているように感じました。そう、事件そのものより、女という謎、その神秘的な美しさ。 これほどの雰囲気を味わえる映画にはなかなか出会えないということで、私は高評価します。
[DVD(字幕)] 8点(2020-05-26 02:00:11)
5.  ナッシュビル 《ネタバレ》 
まず、半分はブラックコメディと思って観たほうがいい。何しろ群像劇の軸となる音楽界の大御所二人からして、「ヘブン」なんてふざけた名前のヅラ野郎と貧血ぎみの歌姫ですから。とは言え、もともとロバート・アルトマンは斜に構えてその本心を見せないところがあり、そのアメリカへの愛国心が隠せない映画であることは間違いありません。 映画は全編を通して、不景気や政治汚職にベトナム戦争の傷跡が見え隠れするし、停滞中どころか沈没寸前、そこには70年代の痛々しいアメリカの姿がありました。 そんな時代でも「歌」だけが心の拠り所と信じて観ていたら、ショービズ界の汚らしい裏側を見せつけられて、そして音楽フェスの銃撃テロ・・。しかし、続くシュプレヒコールのごとく圧巻の大合唱は、アメリカはどん底だ、もう歌うしかない、という開き直りと再生への願いが入り混じった群衆の「叫び」なんだろう。 大混乱の最中、一人会場を後にするベトナム帰還兵 (スコット・グレン) の姿が印象的。彼がベトナムに戻りたくなるほどこの国が愛想をつかれたのか、それともこの国がようやく戦争の暗い影を振り払うことができたのか。 ロバート・アルトマンは、シニカルな笑いを浮かべて我々に問いかけているようだ。
[DVD(字幕)] 7点(2020-05-24 12:21:05)
6.  ペーパー・ムーン 《ネタバレ》 
映画の、全体的なイメージがとてもいいです。お月さまに座ってるポスターとか、「PAPER MOON」ていうタイトルもそうだけど、そのタイトルロゴとか、レトロな音楽とか、、その全てを含めて、映画という枠組みを越えたおしゃれ絵のカタログのようです。テイタム・オニールのフォトジェニックな存在感があって、カタログは完成。まさに永久保存版、と言えるでしょう。 でも始まってみれば、彼女のその愛らしいルックスに大人びた冷めた目線、そのギャップにちょっと面食らう。思えば、ギリギリですよね。これがあと2~3歳ほど年長だったら、ただのクソ生意気なガキですから、ホントに奇跡的なタイミングで映画として記録に残したと思う。 ストーリーは全体的に大人はバカでカモで異性に目がない、子供 (彼女) は冷静でクールに描かれてる感じでした。 途中、モーゼは痛い目に合ったりもしますが、そこは聖書をエサにした詐欺師ですから。ハッピーエンドで終わるために、罪の清算には「罪の償い」が必要なんです。 全編を通して、カメラは車中の二人を主に正面から捕らえていますが、一転してラストは後ろから。 目の前に広がる、どこまでも真っ直ぐに続く長い長い一本道・・・。 車はポンコツで、チームワークも悪そうですが、、まぁこの二人なら何とかなるでしょう!!
[DVD(字幕)] 8点(2020-05-05 00:20:20)
7.  冬の華
音楽がクロード・チアリやチャイコフスキーという、とても芸術志向が強い異色の任侠映画でした。やっぱり、有名画家の絵画とかも出てきて。「シャーガルあるか!?」「シャガールだ、シャガール」 このやり取りには笑いましたねぇ。藤田進さん演じる親分が言った、「切った張っただけのヤクザはもう古いよ」という台詞がとても印象的。私の記憶では、どの時代のヤクザ映画を観ても、俺たちのようなヤクザはもう古い、と言ってる。一体、いつから古くてどこから新しいのか、新旧ヤクザの定義づけはできないものか。でもそういう時代遅れのヤクザ、健さんはとてもよく似合います。そしてやはり出てきた、"北海道" というキーワード。どうして監督たちはみんな、健さんを北へ北へと導こうとするのか? (笑) 私にとって高倉健さんは、強くて優しい昭和時代の俳優の代名詞です。その時代もとうとう平成が過ぎ去り令和になりました。今や映像技術の進歩はめざましい。何しろ歌謡界や映画界では故人がAIやCGによって現代に蘇る時代です。海外ではCGによるジェームズ・ディーンで新作映画を撮る計画が進んでいるとか。私はと言えば、ストーリー半ばにしてメインキャストの急逝など特例的な場合を除いては、CGによる故人の再現は反対です。それがジェームズ・ディーンで新作映画ですよ? 映画ファンは本当に喜びますか? 道義的にも大丈夫ですか? 日本の映画界は、このへんで歯止めをかけましょう。だって、健さんのCG映画とか僕は絶対に観たくないっす! ・・・私は本気で心配している今日この頃です。
[DVD(邦画)] 7点(2020-01-05 13:55:02)
8.  新幹線大爆破 《ネタバレ》 
題名がネタバレ全開な映画をいくつか知っているが、、これはその逆。何て噓つきな題名だ (笑) 高倉健さん演じる爆破犯一味。多種多様な乗客たち、爆破予告に振り回される国鉄側、そして犯人を追う刑事たち。クロスカッティングを効果的に織り交ぜながら進行する人間たちのドラマは、とても観応えありました。しかし、肝心の疾走する新幹線にスピード感が感じられないのは、当時の撮影技術ゆえに致し方無いか。そういった意味では、現在の撮影技術によるリメイク版を観てみたい、と思わせる映画ではありました。 (高倉健さんの代わりを誰にするかは難航するだろうが) 新幹線だけではなく、オートバイなど多彩な乗り物によるアクションも見どころ。ヘリコプター、翔んで埼玉、にはニヤリ。
[DVD(邦画)] 7点(2019-09-16 14:34:54)
9.  さらば冬のかもめ 《ネタバレ》 
彼ら三人が護送の過程で意気投合したというよりは、バダスキーが初めから一方的にメドウズに好感を持っているように見えました。実はそれについて、興味深い場面があります。物語中盤あたり、メドウズの故郷に三人が立ち寄る場面。実家に向かう列車の中、雑談でメドウズは蒸発した父親がいることを告白します。その時、何気に見落としがちですが、バダスキーの表情が (明らかに) 変わったことを見逃せません。いつでも陽気な彼がこの時だけは感傷的な表情をしていたのがとても印象的でした。本作ではバダスキーの家族について語られてはいませんが、彼も息子と別れた過去があり、思うにメドウズに息子の面影を重ねていたのではないかな。上官と部下の関係であり護送する者とされる者、でもそれ以上にお互いに父と息子の面影を追い求めた者同士、と考えればさらに心温まる物語になりますね。思えば、過去の名作においてJ・ニコルソンは悲惨な最後を迎える役が多かった。結局はメドウズを投獄したため必ずしもハッピーエンドとは言い難いが、(あの) J・ニコルソンが生き残ったというだけで、なぜかほっと一安心する終わり方でありました。
[DVD(字幕)] 7点(2019-02-10 14:59:41)
10.  カスパー・ハウザーの謎 《ネタバレ》 
怪奇趣味的な見せ方は「エレファントマン」あたりを彷彿させるし、"何か" が出そうなおどろおどろしい雰囲気は好奇心をそそる。でも彼の紹介にあたり、19世紀最大のミステリーといった記載を見たことがあるが、それは少々大げさな文句のように思えた。確かにその生い立ちや境遇は謎めいているが、本作を観るかぎりでは、カスパー・ハウザーという人物自身は決して好奇の目にさらされるような変人ではなかった。 幽閉されていた半生と見世物にされた残りの半生。 誰の目にもふれない人生と見世物のような人生だけなんて、彼の生涯はあまりにも悲しい・・。 行方不明者や身元不明者なんて世界中で数え切れない。だからヴェルナー・ヘルツォークが本当に描きたかったのは、「カスパー・ハウザー」その人ではなく、人間たちが彼に行った "行為" だろう。 彼の生い立ち、彼のこころ、なぜ殺されたのか、、全ては謎のままであり、むしろ人間の異常性・残酷さが尾を引くように際立つばかりだ。
[DVD(字幕)] 6点(2018-03-14 22:55:48)
11.  犬神家の一族(1976) 《ネタバレ》 
原作でもある横溝正史氏の金田一探偵シリーズは、学生時代に本作を含めて数冊読んだことがあります。思い出せば、怪奇・陰惨・情念といったイメージがすぐに浮かぶのですが、映画版は少し違いました。物語は原作そのままですが、キャラの描き方はまるで喜劇調のように軽妙にアレンジされていて、驚くほどに爽やかな終わり方となっています。石坂浩二さんの金田一はシリーズの枠を越えて、邦画史に残るキャラクターだと思うし、加藤武 (よーしわかった!笑)・坂口良子 (可愛らしい!) といった脇役たちも愛すべき人物ばかり。でも実は悪役たちにこそ、市川崑監督の "人間愛" が行き届いています。戦争・財産・情念は人間を狂わすもの。彼らはその境遇が生んだ悲しき犯罪者であり、その描き方には「罪を憎んで人を憎まず」の心がありました。名曲「愛のバラード」。スケキヨマスクのビジュアルインパクト。金色の屏風や屋内の光と影を変幻自在に映し出す映像美。その他どこを切っても、まさに名作と呼ぶに相応しい。余談ですが、昨年の「角川映画祭」で幸運にも映画館で観る機会に恵まれました。念願の大スクリーンで彼らに再会できたことは、まさに映画ファン冥利に尽きるよろこびでした。
[映画館(邦画)] 9点(2017-09-29 21:16:45)(良:2票)
12.  エクソシスト 《ネタバレ》 
ホラー映画の金字塔といった大きな期待と先入観を持って観ると、時代も古いので少々物足りないかもしれない。だからジャンルとしては、オカルトという題材をモチーフにした、人間ドラマ(ヒューマンドラマ)と考えた方がいいだろう。そうこれは、悪魔に取り憑かれた少女と稀有な悲劇に遭遇したその母親の物語。そして何より、その命を懸けて悪魔と対峙した、崇高な二人の神父たちの物語。これは悪魔と遭遇し、立ち向かうことを余儀なくされた、人間たちの至高のドラマなのである。本作はE・バースティンとメリン神父を演じた名優M・フォン・シドーの名演はもちろんだが、こんな"紙一重"のお話が傑作に化けたのは、W・フリードキン監督の演出力による貢献がとても大きい。映画のイメージでもある、メリン神父が長い旅路の果てに屋敷にたどり着き、悪魔の住む家を見上げたあの場面。これはわずか一瞬だが、ホラー映画史を象徴する絵として記憶に残る名場面と思う。余談だが、本作の公開から40年以上、M・フォン・シドーはまだ存命で今もほとんど変わらぬ風貌である。この現実の方がある意味で最も怖い。 (悪魔に憑かれたのは実はこの人だったか?)
[DVD(字幕)] 9点(2017-09-26 22:21:51)(笑:1票)
13.  M★A★S★H/マッシュ 《ネタバレ》 
オープニングは歌も含めて名作の雰囲気があり、とても気分が上がります。名優たちの若かりし日が観れたこともよかった。ゴルフ場に着物姿の人が散歩している日本の描写はいただけないが (笑) 大きくマイナス点なのは、フットボールの場面。これはさすがに意味なく長すぎで、映画全体のバランスを損ねている感じがします。 本作がシニカルなのは、戦争を題材にしてどこに焦点を当てるか? その着眼点だと思います。他の戦争映画で散々描いている部分、つまりドンパチや国同士の利権争い、人間たちの愛や友情といったドラマには目もくれずに、ただただ、軍人たちの「ハメ外し」に執着して描いている。敵国の地、その最前線のキャンプ地にいること、それは過酷で相当な恐怖であったろうと察します。だから彼らの悪ノリや乱痴気騒ぎはとてもコメディとは思えず、これは大袈裟ではなくて、彼らの精神安定剤として常態化していたように思う。もちろん、オンとオフにはスイッチがあるので、だからこそ彼らが真剣に手術をする場面がとても効いています。(これがなければただのB級コメディ) これはブラックコメディのふりをした、実は大真面目な戦争映画。これも戦争 (戦場) の一つの現実。思えば公開当時はまさにベトナム戦争の真っ只中、もう笑うしかない、という開き直りのような反戦メッセージにも思えます。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-07-07 21:32:38)(良:1票)
14.  チャイナタウン 《ネタバレ》 
かのJ・ニコルソンが主演ということで観たが、観終えてみれば紛うことなきロマン・ポランスキーの映画だ、という感想に落ち着く。金と色と権力が蔓延る街、ロマン・ポランスキーの情念と怪奇趣味、J・ニコルソンとF・ダナウェイのむせ返るような"大人の色気"。およそ結びつかない要素が、あまりにも美しく"調和"したように思う。娘であり妹。一言聞いただけではピンとこないが、その意味に気づけばそれはあまりにも悲しく、それは不思議な、じっとりとした切ない余韻を残す。悲しくも美しきフィルム・ノワール、それは子どもたちは見てはならない世界、それは大人たちには極上の世界。
[DVD(字幕)] 8点(2017-03-06 22:53:24)
15.  オーメン(1976)
ホラー映画の名作。怖いだけではなく、様式美も兼ね備えた格調高きオカルトホラーの金字塔。6が三つ揃ったこの日にめでたく投稿、今から久しぶりに鑑賞します。オーメン(笑)。
[ビデオ(字幕)] 8点(2016-06-06 21:09:00)
16.  マラソン マン
レインマン、マラソンマン、ダスティン・ホフマン。
[DVD(字幕)] 6点(2015-11-23 22:57:30)(良:1票)
17.  オルカ 《ネタバレ》 
「ジョーズ」では殺られたから殺り返すしかなかったし、やむを得ないだろう。「オルカ」は違う。人間の傲慢さとエゴしか感じないし、これは自業自得だろう。この地球上で人間と動物 (魚) が共存していくことについて、色々と考えさせられる。(これはまさに、その "氷山の一角" ではあるが) 僕には、オルカの悲しげな眼差しが心なしか語っているように見えた。あぁ人間は哀れで、何というオルカな生き物だろうか・・。
[DVD(字幕)] 7点(2015-07-12 00:48:34)
18.  暗殺の詩/知りすぎた男どもは、抹殺せよ
全体的に謎の多い映画。と言うかわからんことばかりです。追跡者たちは何者なのか? デビッドはなぜ監禁されていたのか? そして彼らが何を知りすぎたのか? それらについて、僕らが知りすぎることのないまま映画は終わります。ロベール・アンリコ監督と言えば、確か「冒険者たち」でも謎めいた追跡者たちがいましたねえ・・。好きなんだろうか、こういうの。なんにせよ、監督は何かしら映画の見過ぎな気がします。しかし、エンニオ・モリコーネの物悲しいテーマ曲、終末的な雰囲気 (近未来のような) など、全体的には悪くないので、なぜか酷評する気になれない不思議な映画。
[DVD(字幕)] 6点(2014-06-11 19:14:11)
19.  惑星ソラリス 《ネタバレ》 
終始一貫してソリッドな作りで、いわゆる、SF映画 (の金字塔) と聞いて期待するような娯楽性は皆無。主に "ソラリスステーション" を舞台として、病的な表情の男女4名が、人間とは、愛とは、地球とは、そして宇宙とはなんぞや? と哲学的に語りつくす、舞台劇仕立ての165分だった。 登場人物たちの台詞は例外なく難解だけど、その言葉にはどれも異様な「力」(説得力) があることは確か。そこは難しく考えることなく、「考えるな 、感じろ」でいいと思う。科学、科学、、というフレーズがやたら繰り返されるから、幸福の科学を思い出しちゃったけど、時折、本当に宗教の公式ビデオを見せられているような気分にさせられた。 特筆すべきは映像美で、これが1972年の映画とは、ちょっと信じられないほどの美しさ。 なぜか、序盤とラストの地球の風景が、どこか遠い宇宙の彼方の惑星に見えた、、それが最も興味深いことかも。
[DVD(字幕)] 7点(2013-11-20 22:55:38)
20.  チャンプ(1979) 《ネタバレ》 
これはいけません、、。いくら映画とは言え子供を泣かせすぎでしょう。てっとり早く視聴者を泣かせて感動させようという魂胆が見え見えです。映画の撮影現場など見たこともありませんが、どうやってあんなに子供を泣かせるのでしょうか。もちろん、笑いをとることを目的とするコメディ映画があるならば、お涙頂戴映画(死語か)があってもいいと思います。ただ、2時間の間にこれだけ子供の泣き顔のアップを見せつけられるとさすがにウンザリします。題材はたまたまボクシングですが、これはロッキーのヒットに便乗したのでしょう。この内容ならばボクシングではなく、プロレスだろうが柔道だろうが何でもよかったと思います。→2013/12/3追記。なんと!昔の映画のリメイクでしたか。よく調べてからコメントするべきですね。自分への戒めの意味でこの恥ずかしいレビューを訂正せずに残したいと思います。
[DVD(字幕)] 3点(2013-11-02 23:43:52)
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