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激辛カレーライスさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 177
性別
自己紹介 製作年、公開年、気にしない。
似たものがない映画が好きだ。

で、次がマイベスト。
2023年『レッドタートル ある島の物語』
2022年『喜劇 愛妻物語』(2020年公開)
2021年『今さら言えない小さな秘密』(2019年公開)
2020年『ゾンビランド』(2009年公開)
2019年『カメラを止めるな』(2018年公開)
2018年『ルーシー』(2014年公開)
2017年『アベンジャーズ』(2012年公開)
2016年『デッドプール』(2016年公開)
2015年『キン・ザ・ザ』(1986年公開)

2021年、『Filmarks』も使っている。

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  息もできない 《ネタバレ》 
舞台は現代の韓国。幽霊も怪物も超能力も魔法もない世界。 それはつまり日常で、そして暴力男が主人公の映画。  徐々に主人公の男の生い立ちや現状がわかる。 毎日の生活、行動の裏側がわかり同情してしまう。 同情できる面があるように撮られてるから、当然だ。 しかし主人公の男はクズだ。 関わりたくない。  ヒロインの容姿はかわいい。 もしデブでブスの役者が演じたのなら、映画の印象は大きく変わる。 ヒロインに友人は一人もいない。家庭でも学校でも、どこでもいつでもヒロインは孤独だった。 そう見えるのは、そう描かれてるから。 そう描かないと、この映画が成立しないのである。つまりこの映画のヒロインには根本的に矛盾がある。大嘘なのである。誰もが同情してしまう、勝気で、実はとてもやさしくて聡明で薄幸な美少女なんて実在しないから。  さて、ヒロインの弟の視点でこの映画を観ると、印象は大きく変わる。 主人公は殺した方が良い、憎むべきクズ男にしか見えない、かもしれない。  ところで、なぜヒロインはツバ吐きかけられたのに、主人公のおっさんに電話番号を教え、何度も会ったのか。「不良が好きになる女子の心理」か。もし主人公を演じたのが、デブで臭そうでブサイクで暴力ふるうオタク青年っぽい容姿だったら? 成立しない映画かもしれないし、逆に(一部の)オタクに大絶賛される映画になるかもしれない。  高評価の映画だが、もし初めて就職した会社の上司が主人公のような男だったら? 感動のストーリーに作られてるが、実は全然いい話じゃない。大嘘の作り物である。  この映画には金持ちが一人も出てこない。 スーパーヒーローが一人も出てこない。 幽霊も怪物も超能力も魔法も巨大ロボットもない世界。 だが、思いっきりファンタジー映画だ。 しかし、良いファンタジー映画だ。 ということで7点。
[DVD(字幕)] 7点(2018-12-11 11:37:24)
2.  マーダー・ライド・ショー 《ネタバレ》 
前半は良かった。演出も悪くない。 中盤もホラー映画らしくて、悪くない。 だが、後半が駄目。 最悪。 色々あるが、色々あるのに(良いところが)何もない。  全体が20分なら、全てが見世物でもいい。 だが90分なら、ラストに解放して欲しかった。 この映画にだって脚本があるだろう。 だが、ないのと一緒。思いついたシーンを並べただけの映画の印象。  「一部の客が喜べばOK」という映画は嫌いなので、高評価はできない。 前半のシリアルキラーのところは、個人的に良かったが。  さて、主人公はラストで延々と逃げる女性かもしれない。 最初から最後まで馬鹿女だったが、馬鹿が主人公の映画は観たくない。  78分まで、じっくり観た。 だがもう期待できないと判断して、ラスト10分は早送り。 案の定、何もなかった。 「助かった?」と思わせて、最悪の結末。 こんな映画は観たくない。 『悪魔のいけにえ』を再見する方がいい。 この映画は『悪魔のいけにえ』を真似ただけの映画じゃあないが、映画としては粗悪品。カタルシスがゼロだから。
[DVD(字幕)] 3点(2018-08-02 23:24:38)
3.  インスタント沼 《ネタバレ》 
初めて気付いたが、感想じゃなくて「一口コメント」と書いてある。知らなかった。  さてこの映画、いつもの三木聰監督の映画だった。主人公は雑誌の編集長。部下がいて、なんだかすごく偉そうな我侭な女(関わりたくない)。母親と暮らしてきたが、その母が死に(死んでない、笑)、雑誌は休刊して、なんだか退社。一人ぼっちになったので、顔も知らない父親に会いに行く。父親はまるで詐欺師の愉快な古物商の男。ガラクタばかりの店だが、そこに美人の未亡人が現れて……。  主人公の女性は、急に人生が下降した。何で? そう思って、なんか知らないが努力する話。雑貨屋を開店したり。で、相棒は大人しめで技術系のパンクロッカー。でもとっても親切な男。つまりこれ、バディムービー。  ラストは、明るく楽しく「テーマ」を演説して終わる。反則だ! でも三木聰の映画だから全てオッケー! とても面白かったけど、面白いだけだったので「★10点」は差し上げない。
[DVD(邦画)] 8点(2018-05-20 22:18:50)(良:1票)
4.  ペルセポリス 《ネタバレ》 
裕福な家庭のイラン人女児が成長し、少女、そして大人になる話。 戦争の中で育ち、一人でフランスへ行き、知らない世界を体験する。 主人公の親戚が、政治犯として投獄されたり、戦争で大ケガしたり死ぬ。  ほぼ全部が色の無いアニメーション。 見ごたえがあって、飽きることがなかった。 またコメディタッチだから、悲惨な印象が少ない。  「公明正大に生きる」の教えが印象に残る。  もしイラン脱出じゃなく、地球脱出ができたなら、主人公はそうしたんじゃないか。しかし脱出先も人間の世界だから同じこと。つまり人間はダメだということが分かる映画。人間がいれば争いがあり、戦争が始まる。恋をしても、すべて幻想。主人公は、恋人も結婚相手も「ダメだった」と断言してる。  その主人公とは誰か。 原作者であり、この映画の監督でもある。
[DVD(字幕)] 7点(2017-12-30 20:49:36)
5.  カンフーハッスル 《ネタバレ》 
暴力に支配された町。 主人公の男はくすぶっている。 彼はやくざの一員になりたいが、喧嘩が弱くて身勝手で、クズのような奴。 だが、それだけの男ではなかった。  無茶苦茶な展開だけど、サービス満点で楽しい。 他にない映画なので、高得点をつけたい。
[DVD(字幕)] 9点(2017-12-24 00:02:04)
6.  富江 最終章~禁断の果実~ 《ネタバレ》 
とんでもない映画。 二人の美少女と、父親が、とんでもない映画。 たぶんレンタルは容易なので、観るのが早い。 後味は悪い。嫌な気分になる。だから、ふつうの人は観ない方がいいかもしれない。  ところで、富江シリーズの映画は五本はあると思うが、他は観なくてもいいと思う。 やっぱり、とんでもない映画。観た後はウツになるので、10点は無理。だから9点。
[地上波(邦画)] 9点(2017-04-15 14:06:16)
7.  フォーガットン 《ネタバレ》 
主人公には幼い息子がいる。飛行記事故で一年半前に死んだらしくて、ビデオ観たりで、ずっと悲しんでいる。カウンセラーにかかり、悲しみを忘れようとしている。  だが、息子のビジュアルが鮮明である。 だから、最初から存在しなかったとなるのはおかしい。そう、観客だって気付く。 つまり、主人公の記憶は正しいと最初から暗示されている。 じゃあなぜ周りは、息子を知らないというのか。  そこで宇宙人の陰謀説ですよ! ビックリした。そりゃないよ~。  女性刑事さんがどうなった? 心配になった(フィクションだけど)。 さて個人的に、この映画の致命的欠陥は、登場人物に魅力がないこと。どの人物も、スピンオフ映画を観たいと思わない。たとえば『ディープブルー』のコックなら、スピンオフ映画を観たい。そんな人物が一人もいない。主人公と息子のキャラ、娘を亡くした(という設定の)男も魅力的じゃない。  ずっと観たかった映画。もう13年前か。評判が悪いのは知っていた。観てよかった。 やっぱりね、宇宙人の陰謀でしたはダメだ。何だってありパターン、の一つだから。  【追記 2018年5月19日】 一年ぶりに再見。泣けたから(7点から)8点に変える。 大切な人の死が納得できない人が観たら、夢中になる映画の気がする(あるいはペットの死も)。
[DVD(字幕)] 8点(2017-04-02 07:41:20)
8.  ハッピーフライト(2008) 《ネタバレ》 
二人の新人が主人公(パイロットとCA)。 国際便の大型機が出発するが、元の空港に戻ることになる。 その間の、スタッフと客の物語。スタッフは機内だけじゃなく空港にも大勢いる。  さて、コメディ映画である。 有り得ないことが多いのだろうが、楽しいコメディ映画だから、この映画を観ると楽しくなる。 シリアスを追求すれば、ドラマ性が高くなったのかもしれないが、この映画はそのタイプじゃあない。 いろんな人たちに、それぞれ事情があって、みな自分の人生では主人公。それが分かって面白い。  そういえば悪人が一人もいない。つまりこの映画は、ウソを楽しむ映画なのだろう。 世の中には飛行機マニアが大勢いるが、たぶん全員が観たんじゃないだろうか?
[地上波(邦画)] 8点(2017-03-23 21:40:55)
9.  いつか読書する日 《ネタバレ》 
「もう若くはない」。 そんな年齢になるまで、じっと待った大人の男女の話である。 子供が観る映画じゃあない。子供がわかる話じゃあない。  監督が原案も兼ねている。 監督が作りたいものを撮ったのだろう。  なんてピッタリのタイトルなんだろう。 10点差し上げる。
[地上波(邦画)] 10点(2017-03-14 19:36:01)
10.  フォーチュン・クッキー 《ネタバレ》 
十年くらい前、テレビ放送が初見(衛星か?)。すごく気に入ってDVDを買った。 ではあらすじ。喧嘩ばかりの母親と娘の女子高生が(魔法で意識が)入れ替わり、互いに見直した。 コメディで、すごく楽しかった。だから10点。  立場が変われば見方が変わる。すごく変わる。 二十歳の大学生だって、50年後は70歳だ。遺伝子は同じでも、同じ人間じゃあない。 この映画、二十歳前後に観るのと、20年後に子供をもって観るのでは視点が変わるだろう。 知れば変わる。  DVDパッケージを開いたら、ヨドバシのレシート。2008年の夏に買ったようだ。 二回は観たかもしれないが、三回は観ていない。また観たい。
[地上波(字幕)] 10点(2017-02-11 11:19:10)
11.  サマーウォーズ
この映画はヒットしたようだが、こんな映画いらない。 作画が好きなので、興味の対象なのは間違いないのだけど。  主人公は男子高校生で、ヒロインに選ばれて、ヒロインの田舎に同行する。 そのヒロインに魅力がないどころか、外見だけの人間であり、だから大嫌いだ。 主人公を見下している。「あたしが好きなんでしょ、ウフフ」みたいな感じで奴隷扱いだ。  ヒロインの家は金持ちで、体制側の奴らばかりである。なんだよそれは。 細田監督というのは、本当に体制側に寄り添いたいだけの人間なのだろう。 でもそれは細田の人間性なので、他者がとやかく言うことじゃない。 とりあえず言えるのは、こんな映画なんていらない。
[地上波(邦画)] 0点(2017-02-01 01:51:54)
12.  ウェイキング・ライフ 《ネタバレ》 
たまに眠くなるが、それにしてもこんな凄い作品は他にない。 アニメだから、つまり実写ではなく絵だから観ていられる。 いろんな意味で、こんな刺激的で深い作品はない。  いろんな絵があるから、飽きにくい。実は飽きるけど。 でもそれでも、この映像はクセになる。 浮遊感とか、まさにアニメ向き。  かなりショックな映像もあり、そこがいい。 荒く見える映像もいい。 いい意味で、他にない映画。だから★10点!
[DVD(字幕)] 10点(2017-01-11 00:13:12)
13.  百万円と苦虫女 《ネタバレ》 
主人公の若い女性が家出して、引越を続けながらいろんな仕事をするのが面白かった。 そして最後に男ができて、だけど男女はすれ違って会えない(会わない)。それが良かった。  主人公は正直者だ。 桃娘だったっけ? 拒否するとこが痛快だった。  他の人も書いてるが、カキ氷の才能は確かに愉快。 他人に褒められるというのは嬉しいものだ。遺伝子に組み込まれてるから?  たまにはこんな、ふつうの人たちの映画が観たい。 たぶん製作費は、ハリウッド大作映画の一万分の一以下だろう。 内容のない大作の洋画より、内容のある低予算の邦画が観たい。今作がそれ。
[DVD(邦画)] 7点(2016-12-22 13:03:38)(良:1票)
14.  サマータイムマシン・ブルース 《ネタバレ》 
コメディ映画が好きだ。 一緒にいたら楽しそうな連中の映画が好きだ。 舞台は、大学の部室だ。 「早稲田や慶應なんかのレイプ目的のクラブ」とは無縁の連中が楽しく、まった~り遊んでる映画だ。 だから観てるだけ楽しいんだ。  そんな彼らがタイムマシンを使ったらどうなる? 面白かった~。 夏の楽しい、青春映画だ。
[DVD(邦画)] 8点(2016-11-10 17:19:14)(良:1票)
15.  ALWAYS 三丁目の夕日 《ネタバレ》 
愕然とする。2005年公開だったなら、十年以上前じゃないか(いま2016年夏)。 公開当時に大ヒットした。だからすぐ続編公開だったし、三作目もあった。 なぜ大ヒットしたのか? 夢に見た二十一世紀が、大勢にとって期待外れだったからだろう。  さて、テレビ放送で初めて観て気に入った。 駄菓子屋とクルマ修理屋のやりとりも楽しかった。 だが世界は予定調和の舞台劇のようだった。 そこがヒット理由かもしれないが。  原作は好きだったので、ロクちゃんが女だったことに違和感。 でも、ロクちゃんも他のキャラも好きなキャラが多かった。  映画には善人しか出ない。「昭和って良かったね」という世界。 昭和って、野球と相撲とプロレスが、大人気の時代だった。 でもいま考えると、それらは本当に良かったか? 実際いまこの三つは人気があるとはいえないよね。つまり普遍性なし!  音楽の過剰に盛り上げようとする使い方が嫌いだ。というか、監督が嫌いだ。 山崎は原作付きのヒット作を連発してるようだが、キャラを大きく改編する。 本当に原作が好きなのか疑問。利用してるだけのように思える。  この映画、昭和に生まれ育った人たちにとって、夢のような映画かも。 だがそのブーム、数年で終わった。懐かしい=最初から終わっていたのだろう。
[地上波(邦画)] 8点(2016-08-23 20:47:25)(良:1票)
16.  スペル 《ネタバレ》 
男性なら、となりに、美女や美少女が座ったら嬉しいものです。 でも! 実はオカマとわかった瞬間、嬉しくないものでしょう。 さて、この映画はサムライミ監督作です。それを前提に観たかどうかで評価が大きく変わります。 原題は「私を地獄へ連れて行って」です。 観る前にタイトルでネタバレしてる馬鹿映画、コメディ映画なんですね。  さてあらすじ。 主人公は、老婆の住宅ローン延期(三度目)を断ります。 その理由は、いま出世争い中で、上司から決断力を試されているからです。  私の知る限り日本の会社員は、主人公と同じ事をして出世していくものでしょう。 だから主人公はごく普通の会社員であり、何も悪い事はしていない、そのはずなのです。 って、アメリカが舞台の映画ですが。  がっ! 老婆は死の呪いをかけました。三日後に確実に死ぬ恐ろしい呪いです。 ひでェ~婆ァです。  ところで主人公は結婚前の若い女性です。 金持ちで優しいフィアンセもいます。 そんな将来ある主人公を、老婆はものすごく苦しめたあげくに殺したわけです。 ラミアの呪いを知った上でかけたのだから、殺したと同じことです。 だから老婆は徹底的に悪人です。 主人公は何も悪くないのです(現代社会的には)。  主人公は子猫を殺しましたが、命が助かるなら誰でも同じことをするはず! みんな、牛豚鶏の身体を食べてるでしょ? 何が悪いんでしょう? 仕方なかったのです。  もし私が老婆と同じような立場なら……、主人公をすごく怨むことでしょう。 が、殺すなんてとんでもない。せいぜいが、一週間寝込む程度の呪いで充分です。  これはあくまで映画で、面白ければ良いのです。 私は最高に楽しみました。だから10点満点なのです!
[DVD(字幕)] 10点(2016-06-27 16:20:56)(良:2票)
17.  崖の上のポニョ 《ネタバレ》 
「男の子と女の子が出会って、相思相愛になって良かったね」という内容。 幼児だからキス止まりだが、もし大人ならベッドシーンがある内容。 男の子は元気な少年で、両親が健在。やる気満々の両親だ。 女の子は男の子を上回る元気さで、両親が健在だ。 やる気満々の男女の恋愛ストーリー。 女の子がすごい積極的!  とりあえず私にとって必要な内容じゃない。 古屋勝悟氏の仕事を貶した宮崎駿監督の発言が不愉快。すごく不愉快。  監督が原作と脚本を兼ねている。 誰のために作ったのだろうか。 幼児は楽しめたのだろうか。 私は楽しめなかった。 私は幼児じゃない。  金魚は水道水で死ぬ。海水でも死ぬ。 宮崎駿は死んだのか? 制作当時、すでに死んでいたようだ(作家として)。 黒澤監督の晩年は悲しかった。宮崎監督の晩年も同じになった(そんな気がする)。   【追記 2022.01.29】 この映画はフィクションだし、そもそもアニメだが(主人公の)児童を乗せてとても危険な運転をする母親が出てくる。それを不愉快に思った観客はとても多いようだ。  なぜ児童は自分の母を呼び捨てにするのか。母親は一度も注意しないが、監督が意図的にやったことで、理由があり、明確な意図があるはずである。監督は一度も言及していないと思うが。  さて、宮崎駿監督は81歳だが、今も自動車を運転しているのだろうか。20代から(フランスの)シトロエンを運転していたようだが。  新作の公開予定は来年2023年以降で、もし公開中に飯塚幸三受刑者(90)のように交通死傷事故を起こしたら、公開中止になるのだろうか。「なぜ免許返納しなかった」などの非難を浴びるのだろうか。既に返納したのかもしれないが、そんな気がしないのである。彼は理屈より感情を優先する人のイメージだし、世界的に引退宣言をしたのに…反故にした人だから。
[地上波(邦画)] 5点(2016-05-31 14:20:52)
18.  サンダーパンツ! 《ネタバレ》 
少年が主人公の感動作。オナラが題材で、最初から最後までオナラです。 このコンセプトだけで「観たい!」と思うのですが、観てよかったです。 途中で気付いたのですが、美術が緑・みどり・グリーンです。  さて、主人公の姉は最後の最後まで弟である主人公が嫌いです。 「オナラでしょ? バッカみたい」って感じで全くブレません。 そこが良いです。  たまに観たくなります。DVD買いました。
[DVD(字幕)] 8点(2016-02-14 22:52:33)
19.  ダンサー・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》 
あらすじは簡単。 馬鹿な母親が悪人に騙され、子供のために死刑になりました。 主人公の母親は、犯人を確かめた後にすぐ警察に向かえば良かった。 犯人の金の入手経由。主人公の貯金。お札の指紋。調べればすぐに分かるはず。 給料は手渡しだったから。  主人公の母親は、工場で真面目に仕事をしていなかった。 台本を作業場に持ち込んだり、機械を壊したりして解雇。 危険な工場で、一番困るタイプ。同情の余地がない。  ミュージカル部分が楽しめる人には、たぶん良い映画なのだろう。 だが私には、自己チュー馬鹿女の自己陶酔、現実逃避にしか見えなかった。  金を盗んだビル(警官)のために、小学男子を残して死刑にされる母親。 なぜ戦おうとしないんだろう。ふだんは、こだわってばかりの性格なのに。 小学生の息子には、母親の存在は大きい。それが死刑。 貯金が警官のビルに盗まれたことは、いずれ息子にも分かるだろう。 たぶん息子ジーンは、ビルの妻との縁が続くだろう。 「戦えよ、セルマ」と思うが、私はこの戦わない女性が嫌いなようだ。
[DVD(字幕)] 0点(2016-01-28 17:07:37)(良:1票)
20.  東京ゴッドファーザーズ 《ネタバレ》 
観たのは、たぶん五回目くらい。「退屈するかな?」と思ったが、キャラが好きだし演出が良いせいか、飽きずに見終わった。色々と仕掛けが配置されているので、それを見付けるのも楽しい。  展開は、実に御都合主事。だって奇跡の映画なんだもん、もっと御都合主事でOK! それが楽しめない人には、面白さが分からない映画なんだと思う。それをたまにハナちゃんが解説するが、大人しめのせいか、客に伝わらなかったのかも。かなり馬鹿馬鹿しい映画なのだから、もっと馬鹿馬鹿しい演出が必要だったのかもしれないと「も」思う。個人的には、今のままで良いんだけど。  ハナちゃんの生まれた境遇が悲しすぎる。だが考えてみると、現実には、親の顔を知らない人間は日本だけで1万人くらいはいるのかも(全然知らないが)。 こういうハッピーエンドの話は気分が良い。今敏の監督作品は複数あるが、一番好きかも。  余談だが、EDのスタッフロールで、今敏監督は自分の名前を止めなかった。実に今敏監督らしいと思う。  【追記】2016年11月25日 今監督のアニメ映画は絵がリアル系である。 そのせいか、「実写でいいのでは?」という意見が毎度ある。 実写の場合、カメラを向ければ勝手に映る(パースも百パーセント正確だ)。だが手描きアニメの場合に映るのは、描いたものだけ(パースが正確なカットは、たぶん1秒もないだろう)。だから大違い。 また、実写だと人が映る。肌荒れやホクロなどがそのままだし、役者の私生活がダブる(知っていれば)。だがアニメの場合は外見が架空であり、前提が絵だから虚構の世界だと誰でも分かる。この違いは、ムチャクチャ大きい(!)と考えるのだが。
[DVD(邦画)] 9点(2015-12-25 01:34:41)
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