1. フォーリング・ダウン
《ネタバレ》 一言で言うと、きれる中年の悪いワラしべ長者。 時代背景として行き詰まりつつあるアメリカの白人社会や家庭問題があり、 それらの理由が描かれつつも、やはりおかしくなっていく様を狂気に満ちた演技で擁護しない。 一本道でありながらも実は奥深い作品です。 アメリカについて描き続けるサムメンデス作品をいくつか見た上で観賞すると、 なかなかに味わい深い映画ですが、名作とまではいかないでしょうし、 ただ90年代前半のアメリカの苦悩ってどゆことって映画である割には、 シンプルなところは面白い作り方だなと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2016-05-20 19:27:06) |
2. ミュージック・オブ・ハート
天使にラブソングをの二番煎じのような内容ではあるが、 実話である分こちらの方が元ネタなのかもしれない。 物語は主人公の女性の生活パートと教師パートの構成ではあるが、 このあたりの描き方が基本的に整理がついていないためにいいシーンの効果が薄れてしまっている。 一本線では厚みが足りないとの判断であろうが、中途半端なのでむしろマイナスの効用しかない。 生徒や家族のキャラクターをうまく活かすなり教師としての成長を描くなり、 選択肢が多かったわりにはエピソードの貧弱さが寂しい結果を産んでいる。 多分、実際のこんな事もあったのよ。という伝聞をそのまま入れただけなのでしょう。 しかし、なぜに監督がウェス・クレイブン。 音楽はやはりよいので5点 [地上波(吹替)] 5点(2015-12-18 17:28:54) |
3. スリー・リバーズ
なぜか90年代前半は特に凝った訳でもないアクション映画が乱造された時代で、 僕らの年代の人間にハリウッド映画=アクションスペクタクルの図式をインプリンティングした時代です。 『ダイ・ハード』から『マトリックス』の間の時代。 新たな表現を求めていたのかとりあえず作りまくったのか、 多分、とりあえずなんでしょうが、この映画もそんなとにかくアクション映画をつくらなきゃ。 というセンスで作られました。なんせウリがカーアクションではなくて水上ボートアクション。という所。 後年『タクシー』や『トランスポーター』『ワイルドスピード』などが出てきたことを考えれば、 カーアクションを進化させる余地はもっとあったのでしょうが、 もうダメだ。カーは限界だボートにしよう。という英断の果てにきっと出来たのだと思います。 一応、謎解きがあって美女がいて、アクションシーンもあるにはある。 そして今回はボートアクション・・・・ よし5点献上しよう。 [地上波(吹替)] 5点(2015-12-16 18:51:53)(良:1票) |
4. イレイザー(1996)
人生で見た回数ランキング、ベスト5には入るであろう映画。 最新武器を駆使する世界的兵器産業を相手にシュワ様が暴れまわる。 最初の10分間こそ最新武器の脅威を巧く描いているが、 後半では通常のシュワルツ映画に戻って来る。流石スター澱みないぜ。 もういい加減見飽きてもおかしくないのですが、 なかなかに見れてしまうあたり、やはり定番は強し。でしょうか。 いい映画ですが評価に値する部分をあまり感じられないので5点。 [地上波(吹替)] 5点(2015-12-16 15:56:22) |
5. ジュラシック・パーク
最高の映画の一つ、 小学生だったが、映画館にいけるとなった瞬間からのワクワク感と 実際に鑑賞できたときの喜び。映画体験として最高の一本。 映画でしか味わえない感情と思い出だったと思う。 内容も素晴らしい。 10点でもいいのですが、マイルールで10本だけと決めているので外しています。 [映画館(字幕)] 9点(2015-11-11 20:13:24) |
6. レナードの朝
映画はよく奇跡を描く。 極限からの生還や幾重にも連なった偶然の果ての出会い、魔法にいたるまで、 この映画では起きた奇跡は医者が試行錯誤の末にたどりついた境地と呼ぶべきもので、 それは普段映画で描かれる奇跡とはまるで違うものである。 しかし、眠れる人々が起き上がり再開を果たすシーンでは、 事実が故の重みもあいまって非常に胸を打つ。 映画としては演技とこの事実の重み、彼らの心情などなど見所が多く、 佳作といえるが、正直言って辛気臭さがはなにつく。 もう少し大人になったら再鑑賞したい。 [DVD(字幕)] 6点(2015-11-11 19:34:40) |
7. ゲゲゲの鬼太郎 妖怪特急!まぼろしの汽車
演出がけっこうかっこよくてびっくりした。 時間が短い分、省略が効いていてうまくまとまっている。 なかなかよい出来の映画だと思う。 また収容登場人物の役割もうまく描けているなど 品質が十分に高い作品であり、評価に値する。 [インターネット(字幕)] 6点(2015-11-11 15:48:30) |
8. ウォーターワールド
簡単にいうと馬鹿にしやすい映画。 本当はそこそこがんばったで賞。くらいは受賞できる作品なのですが、 とっぴな話や細部の残念なアラが目立つ、主人公の正体が意味不明。 といったあたりでいわゆる大衆の槍玉に上げられやすい映画。 でも個人的には視聴回数(テレビ中心)では上位15本くらいには 入るのではないしょうか。愛のないカットをくらいまくり見事に短くなるのもこの映画らしい。 コスナーがこの映画以降大物感がなくなり、 妙な作品をどんどん排出しだす為により一層無残。怒られ過ぎてわけわからんくなったんだろう。 子供向けアドベンチャー映画なのですが、 子供の鑑賞に不向きなシーンもあるのでその辺も残念。 でもこういう作品があるから映画は楽しい。 ということで5点献上 [ビデオ(字幕)] 5点(2015-11-11 15:19:57)(良:1票) |
9. EAST MEETS WEST
キラリと光るものがあれば一応は6点が評価基準。 キラリと光る場面が随所にあるが映画自体のクオリティが高いともいえない。まさしく怪作。 時代劇映画が下火になって底を打ちかけている次代の映画ですので、 何かしらの起爆剤にしたかったのが多分造られた背景ではないでしょうか。 キラリポイント 真田さんの殺陣 舞台設定 女性のかわいらしさ ラスボスの魅力 書き出してみるとやはりこのサイトの評価が妥当でしょうね。 通常の5点未満の映画よりはエッジがたっているので 有る意味で見る価値はそれなりにあるのではないかと思います。 [DVD(邦画)] 6点(2015-10-24 17:51:15) |