1. マルホランド・ドライブ
《ネタバレ》 事前知識一切なしに鑑賞。 序中盤の全てが意味ありげな伏線に思える展開。 そして満を持して終盤、その絡まった伏線が見事にほどけていく・・・と期待していたのだが、 余計にほつれて終わってしまった。 2時間半観て、特にカタルシスも感じずに、ただただ疲労が・・・ うっすら「ああ、これはダイアンの妄想か夢の話なのかな?」というのは浮かんだけれど、 あまりにも難解過ぎる。 私のような凡人でも1回観ただけで概ね理解できる映画の方が、 個人的には”名作”と呼べると思う。 序盤の感じのまま、シンプルなミステリー路線のままの方が まだ観やすかったのではないか。 [インターネット(字幕)] 3点(2024-12-23 17:44:53) |
2. アンブレイカブル
《ネタバレ》 全体的にカメラワークが独特で、映像が暗いシーンが多く、テンポも速くない。 これは作品全体を通して一貫していて、内容をふまえた”意図的なもの”なのかもしれないが、 観ているときは、なかなかに疲れた。 主人公のブルース・ウィリスのキャラクターについて、 最初のシーンで結婚指輪を外してナンパを始めた時は、どうなることかと思ったが、 終わってみれば、まあハマっていたのかも。 概ねハッピーエンドに向かうと思っていたので、ラストは予想外だったけれど、 イライジャの作中での行動や性格をふまえて考えると、私の中で腑に落ちたから、 そういう意味ではよくできた構成だったと思う。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-09-15 09:14:51) |
3. 96時間
《ネタバレ》 終盤の展開が少々淡白だったような気がするけれど、 テンポが良く、長さもほどほどで、観やすかった。 何より娘の無事以外は一切気にしないという”割り切り”が、 非常に心地よかった。 それにしてもハメを外した娘の友人は死んじゃったし、 外国は本当に怖い所なのだというのを、実感しました。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-07-20 08:44:01) |
4. トレーニング デイ
《ネタバレ》 序盤は退屈でしたが、観終わってみるとまあまあ。 最後の最後までデンゼル・ワシントン演じるアロンゾが完全な悪役であることを信じられなかった。 それくらい”善人役”のイメージが強い。 ジェイクに対するささやくような甘言が真に迫る印象で、 あれだけ極悪人なのに、最後の最後まで憎めない存在だったことは確か。 ジェイクは序盤は頼りなかったけれど、 終盤はよく頑張っていたと思う。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-07-12 16:20:26) |
5. バンディッツ(2001)
《ネタバレ》 内容が少し粗目で、序盤・中盤の展開からこの映画の方向性・結末は大方予想が付いた。 あと、旅の同中の3人の三角関係に時間を割き過ぎて、 ちょっと終盤が駆け足に感じた。 それでも、登場人物のキャラクターはみんな立っていたし、 なかなかに楽しく観れました。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-05-19 08:52:05) |
6. ターミナル
自国のクーデターのために空港に閉じ込められる、という舞台設定はまあいいのだけれど、 「え?なんでそうなるの?」という展開があまりに多すぎる。 具体的に挙げていくとキリがないほど、物語が破綻しているように思う。 もっと脚本を緻密に練って、多少のご都合主義でもいいから、 はっきりした粗い部分はなくして欲しかった。 映画全体の取り巻く雰囲気、登場人物のキャラクターなどは好きな部類なので、 よりいっそう残念に思えてしまった。 [インターネット(字幕)] 3点(2024-03-23 09:25:10) |
7. 3時10分、決断のとき
《ネタバレ》 タイトルから近代的なアクションサスペンスを想像して観始めたら、なんと西部劇。 前半は、それ特有と言うべきか、展開にスピーディーさを欠き、 少々退屈な感じがあった。 ただ、後半、特に終盤にかけては、一転、なかなかに目まぐるしい展開。 まさか両者の形勢が逆転するとは思ってもみなかったし、食い入るように見入ってしまうほど。 主役2人が対極にありながら、それぞれ強い信念を持ちつつ、 最終的には互いに認めあっていく。 個人的にラストに関しては、後味が悪すぎず、かといってご都合主義になりすぎない、 あの感じが一番しっくり来て、ベストなのではないかと思った。 ベンが自分を助けに来たはずの味方を問答無用で撃ち殺し、自ら列車に乗り込んだのも、 それだけダンの信念・勇気・行動に心を突き動かされたからであって、違和感はあまりなかった。 ベンはそういう人間。 主役2人の演技は両方良かったと思うけど、 特にラッセル・クロウが、役柄も良かったと思うが、かなりいい味を出していた。 鑑賞後、リメイクであることを知りましたが、よくできていたと思います。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-08-25 22:02:00) |
8. 運命じゃない人
《ネタバレ》 時系列を往復する群像劇の形で、次第に物語の核に近づいていく造りは かなり好きな部類。 登場人物の行動にあまり違和感やストレスを感じることなく進行していったのは良かった。 フェイントのエンドロールが入った後、 ”お金を返しに来たヒロイン”と”冒頭に出てきた同僚”が遭遇するラストは、 とても後味が良かった。 ただ、やや全体的にもうひとパンチ欲しかった感はある。 もうひと、ふた盛り上がり、あるいは、もう少し大きめのどんでん返しがあれば、 個人的評価は跳ね上がったのだけれど・・・惜しかった。 [インターネット(邦画)] 6点(2023-08-19 20:21:24) |
9. ブレードランナー/ファイナル・カット
《ネタバレ》 陰鬱な世界観の表現のためでもあるだろうが、照明が暗くて見づらいシーンが多い。 あと、全体的に間が重たくて疲れる。 もうちょっとテンポがいいと良かった。 とは言え、古い映画とは思えない先鋭的なBGM・映像美だったのは間違いない。 ハリソン・フォード演じるデッカードがあまりにタフだったのが、一番印象に残った。 特に終盤にプリス(アクロバティックな女性)に首を回されたところなんて、普通なら即死レベルに思える。 デッカード=レプリカントなら納得するのだが、その辺はよく分からない。 あと、余談だが、デッカードのネーミングは刑事(デカ)から来てるのかな? やたら日本関係のものが多く登場していたので。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-12-10 10:23:23) |
10. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
《ネタバレ》 今更ながら初鑑賞。 何はともあれ、3時間20分はあまりにも長い。 人間の集中力には限界がある。 確かにクライマックスのシーンは随所で熱いところがあった。 戦闘シーンの重量感・質感は20年経った今観てもしっかり通用する。 ただ、どうしても気になった点が・・・ 道中のフロドの負担の大きさが観ている側には伝わりにくく(最後の火山のシーンも締まらなかったし)、 他の人(特に勇者サムさん)の方が傍目から大変な目に合っているにもかかわらず気丈に振舞っていて、 どうしてもこちらの方が印象に残る。 あと出演者の仕事量・貢献度と、スタッフロールの順番がかみ合っていない。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-09-15 22:35:56) |
11. ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
《ネタバレ》 今更ながら初鑑賞。 前作に比べると、話の展開は丁寧になったが、 3時間はどうしても長く感じる。 かなり個人的な話になるが、前作からそうなのだが、「サウロン」と「サルマン」の名前が出る度に、 どっちがどっちか、脳内で判別するのに時間がかかる。 ダムが決壊するシーンは壮観だったので、そこはプラスポイント。 3部作らしいので、「まあ、とりあえず最後まで観てみよう」と思えるほどではあった。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-09-11 17:47:14) |
12. ロード・オブ・ザ・リング
今更ながら初鑑賞。 3時間という長さであるものの、展開は駆け足気味。 要所要所で唐突な場面が多くて「夢オチ」を疑いたくなるほど。 おそらく内容はしっかりしていると思うのだが、 尺はTVドラマくらいの方が丁度いいのかも。 3部作らしいのだが、「まあ、とりあえず次作は観てみよう」と思えるほどではあった。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-09-10 21:16:06) |
13. 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
TVシリーズの最初から順番に鑑賞中。 う~ん、「実写邦画No.1ヒット」ということで、期待しすぎた感。 率直に前作の方が面白かった。 キャストが豪華になりすぎたからなのか、話がボヤボヤしているように感じた。 結末もなんか拍子抜けな感じで、なんだかなあ、と。 [インターネット(邦画)] 4点(2022-08-11 16:39:49) |
14. ワールド・オブ・ライズ
《ネタバレ》 こういうスパイものには「あるある」なのだろうが、話が分かりにくい。 前半で集中力が切れて、力尽きかけた。 これに反して、後半は分かりやすかったけど、 思っていたよりも薄味な展開。 もっと驚かされる頭脳戦を期待していたのだが、 フェリスは後半に入って急に感情的な動きをしだすし(急に恋愛に走るのはどういうこと・・・)、 ホフマンは、序盤は「そこはかとない有能感」を出していたのに、 結局たいしたことないキャラで終わっちゃった。 主人公二人が期待外れだった。 [インターネット(字幕)] 4点(2022-05-03 09:33:03) |
15. スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ
登場人物(特にヒロイン)のキャラクターにブレが多いように感じて、最後まで掴み切れなかった。 各シーンはぶつ切りのように感じられ、感情移入ができない。 制作期間が足りないなど、いろんな大人の事情があったのかもしれないが、 制作側は映画を作り終わった後に一度見直さなかったのか? [DVD(邦画)] 1点(2022-03-12 09:32:32) |
16. パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
長いし話が分かりにくい、これに尽きる。 細かなところを考え出すときりがなく、 状況整理しているところでまた疑問点・・・この繰り返し。 なかなかに疲れる映画でした。 [DVD(字幕)] 2点(2022-01-29 10:30:10) |
17. パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
長い、この一言に尽きる。 終始、話があまり進んでいるように感じられない。 意味のないパートがあまりにも多く、展開が冗長。 ただ、最後の引きは良かったので、次作は観てみようと思えた。 [DVD(字幕)] 2点(2022-01-22 11:07:25) |
18. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
「海賊」という存在を魅力的に描きつつも、それを全肯定するわけではなく、 バランスがうまくとれていたと思う。 ただ、途中の戦闘シーンがやたら長くて、かなり疲れた。 全体通して冗長な印象を受けたのはそのためだろうか。 あと、ディズニーらしいっちゃらしいのだが、 良くも悪くもスッキリした終わり方だった。 [DVD(字幕)] 6点(2022-01-10 11:04:15)(笑:1票) |
19. フローズン・タイム
《ネタバレ》 映画全体の雰囲気は悪くないのだが、常識的な登場人物が少なく、 ほとんど共感できなかった。 展開についても、盛り上がりそうで盛り上がらない。 「時間を止められる」という特殊能力についても、生かし切れていない感じ。 最後は何となくハッピーエンドで終わったものの、消化不良。 本当に雰囲気は悪くないのだが・・・ [DVD(字幕)] 3点(2021-12-08 20:33:43) |
20. マレーナ
《ネタバレ》 重い内容だけど、随所でコメディタッチ。 話も分かりやすいので、見やすい。 後味も悪くなく、映画としてよくできていたと思う。 モニカ・ベルッチは「戦時中に懸命に生きる未亡人」感がよく出る好演だった。 噂や陰口に踊らされるのは良くないですね。 人間は怖い。 余談ですが、ムッソリーニの銅像の頭が割れただけで長ズボンを買ってもらえたのは、 あまり深く考える必要はないのか。 [DVD(字幕)] 7点(2021-09-18 10:11:36) |