1. ピンポン
ちょっとしたセリフやペコとスマイルの関係性にものすごく惹かれて、映画を見終わったあとに原作の漫画を読んだ。結局、原作が素晴らしいから映画もよかったのだ、映画の出来としてはそんなに飛び抜けてもいないか…などと思ったりもしたのだが、原作の質感をかなり忠実に伝えているということは、やはり映画としてもいい出来なのかもと思い直した。窪塚は才能あると思うし、ハマリ役だとも思うけど、そろそろ役柄設定のワンパターンが鼻についてきた。人気がある=消費されるということなのだから、もう少し微妙なバリエーションをつけていかないと、今後見るのがつらくなっていくと思う。(ああ、でも「Laundry」もよかったんだよなあ) とにかくロードショーで同じ映画を二度見るというのは、これが初めての体験。僕にとって今年のベスト1です。 10点(2002-09-28 08:16:07) |
2. ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
woodさんの言うように、感情移入できるかどうかで評価が分かれる映画ですね。とはいえ、言ってることはかなり普遍的なことだと思います。「人はみんな自分の片割れを探している。そして元に戻ろうとする。それがセックス」…痺れた。みなさんの言うように、音楽がとてつもなく素晴らしいです。ものすごく懐が広くて、まさにジャンルレス。 9点(2003-05-15 08:16:27) |
3. RETURNER リターナー
見る前に「○○にそっくり」というような情報があまりにも多かったので期待していなかったんだけど、要素としては取り入れているけど、どれもそれなりのオリジナリティがあって、模倣とは違うと感じた。鈴木杏は心配したほど過剰な演技ではなくてよかったし、岸谷吾朗の小気味いいほどの悪党ぶりも、いつもながらの円熟味を感じさせる樹木希林もよかった。金城武は演技がヘタなのではなく、日本語のイントネーションが「演技がヘタ」と感じさせてしまうほどひどいのです。スケール感のある、いい俳優なのだから、もういっそ日本語をしゃべる芝居には出ないでほしい(笑)。それと「めでたし、めでたし」で終わったら5~6点だったけど、最後のエピソードがすごくよかった。あれがあるとないとでは大違い。 8点(2002-09-28 08:07:19)(良:1票) |
4. GO(2001・行定勲監督作品)
ダメな映画ではなかったけど、過大評価されすぎ。あのキャスト、工藤官九郎の脚本であの程度のものしか作れないのは、監督が凡庸だということでしょう。 5点(2002-04-30 22:12:27) |
5. TRICK トリック 劇場版
堤幸彦のファンだけど、これはかなりダメ。やりすぎると自分はおもしろくなくなるということを自覚したほうがいい。最近の作品はおしなべてダメなんだもん。「IWGP」のスペシャル、あれなんか本編の素晴らしさを台無しにしたサイテーの作品。 4点(2003-05-07 03:46:13) |
6. ソウル(2002)
なにもかもフジテレビのドラマっぽいところがダメ。それ以前に、通訳を通して同じセリフが2回繰り返されるところで、映画としてのリズムが崩されてしまっている。長瀬は今、若手俳優の中でいちばんいいと思っているんだけど、映画自体がダメじゃね。あ、通訳役の韓国女優もよかったですが。 3点(2002-04-30 19:47:07) |
7. けものがれ、俺らの猿と
予想してたけど、こんなものをおもしろいと思う人もやっぱりいるわけね。よかったのは鳥肌実の怪演のみ。 2点(2003-01-11 06:15:08) |
8. スペーストラベラーズ
何もかもわざとらしい。嘘と嘘くさいは別物。どんな映画であっても、嘘くさいと感じさせてしまってはそこでおしまい。フジテレビが絡んだ映画は、どれも不快。「ヒーロー・インタビュー」が代表格。 1点(2003-01-18 20:05:28) |
9. ザ・ビーチ(2000)
設定もおもしろそうだし、ディカプリオなのにこのつまらなさ。何よりも映画としてのテンポが悪すぎる。映画館で見なくてよかったと心底思った。 1点(2002-09-30 08:29:02) |
10. リリイ・シュシュのすべて
青臭い。ウザったい。ムダに長い。 0点(2003-03-06 03:45:59) |