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自分の中でのSWシリーズのワースト1は今のところこれ。あらゆる面において酷い。なるほど、冒頭の追跡劇やジェダイの一大バトル等、見せ場は多い。だが、どれもみな軽薄。どのシーンも、熱くなれるものがまるでない。見せ場は多ければいいというものではないだろう。何人かの方がすでに指摘されているが、アナキンとドゥークー伯爵の対決にしたって、EP1のクワイ・ガン&オビ・ワンとダース・モールとの対決と比べても、迫力、緊迫感がまるでない。そんな中身のない見せ場の中でも、一番白けたのがヨーダがライトセーバーを手に闘うシーンだ。いくらなんでもこれはないんじゃないの?今まで持っていたヨーダのイメージが完全に壊された。ルーカスも観客に媚を売るようになるようでは終りだ。このバトル・シーンのおかげで『SWシリーズ』そのものが無茶苦茶になってしまった。前作で大バッシングを受けたジャージャー・ビンクスの出番がほとんどなかった理由もわかる気がする。それから、クリステンセンとポートマンの恋愛描写の下手なこと。さらっと流してしまえばよいのに、余分に陳腐なロマンス・シ-ンを入れることで、作品自体がだれてしまった。そうそう、そのポートマンだが、この映画に限って(そう願いたい)は本当に大根だった。今まで下手だと思ったことはなかっただけに、正直びっくりした。一見凄い(でもないか)だけで、内容のないシーンを信じられないくらいに下手な編集(ルーカス、何故にあそこまで細切れにしたのか?)で繋いだEP2。果たしてEP3はどうなるのだろうか、期待はしない方が良さそうだ。
【T・O】さん 4点(2002-12-18 18:47:40)(良:1票)
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