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レビュー情報
デ・パルマがスカーフェイス以来久々にコンビを組んだアル・パチーノはいつものようにやたらと怒鳴り散らすのでなく、幾分抑えたトーンながら主人公カリートを見事に演じている。また、口では「誰も信用しない」と言いつつ最後は人を信用してしまい、結局周囲の裏切りに翻弄され続け怒りが爆発しそうになりつつも自分の夢を叶えるため何とかポジティブに生きていこうとするカリートに対するデ・パルマの視線はいつもより幾分優しく感じられ、またそれゆえにラストシーンがあまりに美しくいつまでも心に残る。デ・パルマらしいカメラワークもタップリ堪能できる素晴らしい作品だと思う。
【ダイ】さん 10点(2001-08-16 00:07:46)(良:1票)
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