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「レナードの朝」と比較してしまいますが、どちらも面白く観ました。両方とも実話を元にしているというのですが、映画の場合、その作品が実話に基づいているかどうかはあまり関係がないような気がしています。1990年代後半くらいから、安易に「この映画は実話を元にしている」というテロップが出る作品が増えたような気がしますが、そういう作品がすべていいものかというと、そうでもない気がします。例えば、期待して観たデ・ニーロの「ザ・ダイバー」はあまり高い評価はできなかったですし。逆に、フィクションであっても「フォレスト・ガンプ」のような感動できる作品はたくさんありますよね。要するに、実話を元にしているかどうかではなく、内容が感動できるかどうかなのだと思います。まあ、そんなことは皆さんご承知のことだと思いますが(汗)。で、この作品ですが、結構あちこちに伏線が引いてあったり、暗示的な演出が効いていたりすると感じました。"リス退治"や"指4本"の話が後半につながってくるし、例の自殺衝動の男が来たときの彼女の暗い顔も将来を暗示していましたね。そういうプロットを追うような見方を、ついついしてしまうのですが、それだけで終わってしまうのではなく、ヌードル・プールが出てきたりする意外性があって、充分に楽しませてもらいました。査問の場でのロビン・ウィリアムスの演説があと3分長かったら、私は嫌気がさすところでしたが、うまくまとまって好かったです。ところで、私はユーモアと下品というのは違うと思うので、"大股開きのゲート"と"けつ出し"は減点ですね(苦笑)。
【オオカミ】さん 8点(2002-11-14 14:50:34)
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