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レビュー情報
原作のメッセージは、一応、この映画にも込められていると思う。キタノを入れて、原作を超えようとしたところに無理が生じている。キタノのエピソードなど入れずに、原作通り、不気味に明るい教官で良かったのではないか。(不気味な明るさは、ルール説明のお姉さんが担っているが)。だいたい、42人全員をきちんと出そうというのが無理だった。小説ならば、戻ったり、とばしたり、地図を確認したりしながら読めるが、映画は一方的に進んでしまうので、クラス全員のストーリーをやろうとしたら、どうしても、話がバラバラになってしまう。たとえば、杉野が千草を探した後に琴弾を探していくエピソードなどは、涙をのんで削るべきだった。桐山と光子がキャスティングも良かったので、もうちょっと深く描写して欲しかった。文字でセリフを出すのは余計。噂には聞いてたけど、最後の「走れ!」で一気に気分が冷めて、ばかばかしい気分になった。
【ルクレツィアの娘】さん 4点(2003-09-16 09:20:58)
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