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相変わらず、マグニートーを演じるイアン・マッケランの怪演が素晴らしい。不気味でうさんくさくて、ヘンテコな衣装を着ても笑うに笑えない絶対零度の冷気が漂っている。そのうえ、自分でも「超ダサイ」と思ってるのね、と観客をちゃんと納得させてくれるとは・・・・・・。マグニートーが今回は味方になるというのでウルヴァリンの活躍度が下がるのではと思ったが、そうでもなくて良かった。「個々は弱いが力を合わせれば強い」という不朽のテーマ、と前作のレビューに書いたが、今回のほうがみんなの「力を合わせた結果」が分かりやすくて良かった。しかし、力の合わせかたをもっと研究必要があるような気がする。それぞれ自分に何が出来るのか、日頃からもっと追求するのも、学園の役割なんじゃないだろうか?と真面目にツッこんでしまった。せっぱ詰まったときに現れる友情と能力、という演出も嫌いじゃないけどね。家族にカミングアウトするシーンは、ありがちな演出・台詞ではあったが、マイノリティの普遍的な悲しみがこめられた印象的な場面。
【ルクレツィアの娘】さん 6点(2004-02-04 20:51:54)(良:3票)
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