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《ネタバレ》 見終わった後の率直な感想は「たこの小さかった大きいたこ焼き」を食べた後みたいな感じです(迷言)個人的にはこういう映画は嫌いではないのですが、映像がとてもインパクトがあるのに対し、ストーリーがひとつひとつ薄いというか物足りない感じがしてちょっと期待度に反し少し低い評価になってしまいました。予告を見たときは「愛」をとても感じさせられる熱い映画を想像したのですが、街の中でうずまく「悪意」や「欲望」によって「愛」が消されてしまうような描かれ方がしていて、唯一生き残った主人公の中の一人であるドワイトのメインストーリーは悲恋にはならなかったですが、途中で「愛」というよりも「狂気」が描かれる比重が大きくなり、愛することの切なさや悲しさを十分描き切れていなかったように思えます。ストーリー的には物足りさを感じましたが、イライジャ・ウッドやべネチオ・デルトロ、ジョシュ・ハートネット、デヴォン青木、ニック・スタール、ロザリオ・ドーソンなどのキャスティングが見事にハマっていて、キャラの個性がとてもいい感じに表現されていたと思います。特にイライジャやデルトロ、ニックなどの最後の描かれ方がとことんひどい感じで笑ってしまいました。ただ映像がマンガというかアニメチックなのでもうひとつ首や腕、臓器や性器がエグり出される少し迫力に欠けた点が残念でしたね。なにかと比べられることが多い「パルプフィクション」は見ていて途中で飽きてしまい面白いと思わなかった私ですが、この映画はキャラや映像にいろんな魅力がつまっているので見ている間は飽きが来ず楽しめたと思います。イライジャ・ウッドのファンの方はぜひぜひ「ロード・オブ・ザ・リング」を見た後にご覧になって欲しいですね。あまりのギャップの大きさにさらに彼を好きになることでしょう。好きではなかった私がなんか彼を気に入ってしまいましたから・・・(笑) ちなみにナンシーが原作と違いヌードではなかったのは、ナンシー役のジェシカが監督に「気が乗らない」と告げると監督は「いいよ、別に」と衣服の着用のOKを出したからだそうな・・・(汗)
【はがっち】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-10-02 02:13:51)
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