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《ネタバレ》 試写会で見てきました。司会の方いわく、この作品のはじまりは、ユマ・サーマンが「パルプ・フィクション」撮影時にタランティーノ監督と次に映画を撮るとしたら「花嫁が主役の映画はどう?」と言ったことで、ちょうど復讐劇を撮りたかった監督の意向もあり、このとんでもない作品がユマ・サーマンの結婚・出産期間をわざわざ待ってやっと作られることになったそうです。私が今まで見てきた映画の中で、最も美しく最も残酷な描写がつまった映画でした。ユマ・サーマン演じる修羅と化した女性に、見ているこちらも刀で切り刻まれているかのような残酷なシーンも、見ていくうちに次第に美しいとさえ思ってしまうほどアクションシーンは素晴らしかったです。内容の方は単なる復讐劇であるはずなのに、構成がとても変わっていて、どんどん話が過去や現在を行ったり来たりし、各章ごとにタイトルを設け、アニメーション・モノクロ映像などを交え、なるべくわかりやすいように作られていたと思います。個人的にはサウンドトラックを買ってしまうほど、この映画の音楽にハマってしまいました。布袋寅泰氏が作った「新・仁義なき戦い」のテーマや梶芽衣子さんの「修羅の花」など、この映画のために作られたものではないのに、見事にこの映画にハマっていて驚きました。個人的には見終わった後、「タランティーノ監督、ここまでやりたいことをとことんやりきって、これからまたしばらく映画を撮らないつもりですか?」と心配になってしまうほどでした。あといくつか謎が残っているのと、予告映像にあったシーンがいくつか出てこなかったので、早く来年に公開される「KILL BILL Vol.2」が見たいところです。ラストに明かされた衝撃のあの事実も気になりますしね。
【はがっち】さん 10点(2003-10-18 21:21:52)(良:1票)
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