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観終わったあと、アルトマン監督は偉大だとしみじみ思った。彼の作品で一番最近観たのは「ゴスフォード・パーク」だけど、あれだけ沢山の人物が入り乱れて絡み合い、それなのにひとりひとりの描き方が秀逸で、人物が背負うものが、短い時間の中でしっかりと感じ取れた。ロドリゲス監督は、アクション、アイデア、構図、カメラ。どれをとっても優秀な監督だと思うけれど、どうやら群衆劇は苦手らしい。すごくキャラの立つ登場人物たちが沢山出て来るのに、ひとりひとりの描き方が浅くて、人物像がこちらにリアルに伝わって来ない。きっと監督のノートには、楽しい設定が書き込まれているのだろうが・・・。ストーリーも無意味に込み入っていて、デスペラードの、単純でありきたりですらあるストーリーだからこそ、「ギターケースに銃を隠し持った殺し屋」という設定が生きていたという事を、しみじみと感じた。心待ちにしていた続編だけに、本当に惜しい。相変わらず身体をはった俳優陣の演技は素晴らしいし、色んな所がちょっとづつパワーアップしてて、楽しかったのに。3はあるのか!?
【ともとも】さん 5点(2004-03-20 21:50:21)
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