待合室 -Notebook of Life- の Olias さんのクチコミ・感想

タイトル名	待合室 -Notebook of Life-
製作国	日
上映時間	107分
劇場公開日	2006-11-04
ジャンル	ドラマ

最初の１５分くらいで、これは、待合室にノートを置いた時点で、制作側が目的を達してしまっているな、と思っていたら、結局最後までそのままでした。まず、ノートの中身そのものに深みがなく、そこから繰り出される人生に広がりがないので、そもそも映画上のツールとしてのノートの意味がありません。また、そこに至る主人公ないし周辺人物の背景についても、どこまでも通り一遍であり、ノートが導き出される必然性がないので、その点からもノートの意味がありません。そもそも、場所が待合室であるべき必然性についても、作品の中からは見当たりませんでした。