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グレース・ケリーはこの年、本作に加え「喝采」(オスカー主演女優賞!)「裏窓」「トコリの橋」と正に大車輪の活躍ぶり!!クール・ビューティの大輪が狂い咲きって感じで何かもう圧倒されるナァ。本作では不倫の若妻を演じているが、下品さ・下世話さは勿論欠片もナシ。うーーーーむ、或る意味ミスキャストの極致かも。一方レイ・ミランドの方は憎々しげに妻の殺害を企てる夫役を好演。彼無くして本作の成功はなかったのでは。鍵や鋏、ステッキなど小道具を伏線に活かしきっているフレデリック・ノット(ブロードウェイで大ヒットした同名舞台劇の原作者)の脚本も見事。ま、それもこれも当然ヒッチコックのサスペンス演出は前提ていうか必須条件とした上での話だけどネ。リメイク版は…グレース・ケリーとグウィネス・パルトロウじゃあ雲泥の差、ヒッチコックとアンドリュー・デイヴィスじゃあ月とスッポン!!比較するのも愚か、「頭が高い!控えおろう!!」というものだ。
【へちょちょ】さん 8点(2003-01-24 02:08:39)
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