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かの有名なケラー女史の幼少時を戯曲化したウィリアム・ギブスンの原作を、舞台版でも監督だったアーサー・ペンが映画化し、ギブスン自身が脚色したのが本作。アニー・サリヴァンに扮したアン・バンクロフト、ヘレンに扮したパティ・デュークは舞台版からそのまんまキャスティング。だから当然二人の呼吸はピッタリ合っており絶妙。何と言っても勝因は間違いなくコノ御両人だろう。オスカーW受賞も納得!!舞台が限定され、展開も舞台劇っぽいのは先述の理由からも無理からぬトコロではあるが、そんな不満も二人の凄まじい存在感漲る演技のぶつかり合いの前には吹き飛んでしまう。パティの16歳でのオスカー助演女優賞は1973年に9歳のテイタム・オニール(「ペーパー・ムーン」)に破られるまでの最年少記録だった。因みに1979年にパティはリメイク版にも出演し、何とアニー・サリヴァンを演じている。何か「奇跡の人」に女優生命の全てを吸い取られたかのようなパティ・デュークに敬意を表し…8点。
【へちょちょ】さん 8点(2003-02-21 06:01:04)(良:1票)
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