| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 日活プログラムピクチャーと言えば”荒唐無稽”の代名詞のような駄作アクションの吹き溜まりをイメージするが、中にはキラリと光る佳作もいくつか生み出された。本作もそんな一作である。先ず、宍戸錠扮する主人公が依頼を受けアラカン親分を狙撃する冒頭の殺しの場面が、銃の組み立てから射殺まで実にキビキビとしてキマっている。哀れアラカンは一言も発することなく退場。凶器の銃も車ごとプレスして証拠も隠滅、後は高飛びするだけのハズだったが、敵の追跡が異様に手際が良く、空路・海路共にたちまち手が回って追い詰められる辺りのテンションもナカナカ。途中で挿入されるジェリー藤尾の主題歌はどうも頂けないが、敵に捕まってからの痛めつけられっぷりがハンパじゃねーくらいにキマってたんでマァ良しw。小林千登勢も若くて可愛い!マカロニウェスタン風の主題曲をバックに決めるラストの逆転劇も鮮やかな演出で結構楽しめた。ただ…敵がちょっと余裕こいて、主人公があれこれ逆転への小細工を弄するに充分な時間的ゆとりを与え過ぎ!油断は禁物、3点マイナス。
【へちょちょ】さん 7点(2005-02-11 02:56:27)
へちょちょ さんの 最近のクチコミ・感想
|