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レビュー情報
本作は19世紀末に実際に起こった、オーストリア皇太子が愛人とマイエルリンクの山荘で心中したスキャンダルを描いたクロード・アネの小説を映画化したモノで、1935年版のリメイクです。撮影に名手アンリ・アルカン、音楽にフランシス・レイ、ヒロインたる男爵令嬢マリーにカトリーヌ・ドヌーブてのはゴージャスで大いに結構なんですが、監督が今イチ畑違いなテレンス・ヤングであるのに加え、主役の皇太子ルドルフを演じるのがコレ又全然ゲルマン系に程遠い中近東の香りを放つオマー・シャリフだったのが運の尽き。しかもコンパクトな35年版(89分)より冗長(141分!)なのも…困りものw。残念ながら個人的には35年版ダニエル・ダリュー&シャルル・ボワイエの気品とロマンチシズムには遠く及びませんでした。エヴァ・ガードナー演じる皇后の貫禄に…6点。
【へちょちょ】さん 6点(2003-08-29 04:06:52)
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