プラーグの大学生(1926) の へちょちょ さんのクチコミ・感想

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プラーグの大学生(1926) の へちょちょ さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 プラーグの大学生(1926)
製作国
上映時間116分
劇場公開日 1928-01-21
ジャンルホラー,サイレント,モノクロ映画,リメイク,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ハンス・ハインツ・エーヴェルスの原作小説、二度目の映画化。今回は1913年版で主役を演じたパウル・ウェゲナーの盟友であるヘンリク・ガレーンが脚本&監督している。が、何といっても今回の呼び物は主人公バルドウィンをドイツ屈指の名優コンラート・ファイトが怪演しているコトだろう。けなすようで悪いが、1913年版のパウル・ウェゲナーは恰幅が良過ぎた(ぶっちゃけ太り過ぎ)。そこへいくとファイトはすらりと長身なのに加え、げっそり痩せた風貌が何とも取り憑かれたかのような狂気を絶妙にアピールしており、正に適役!更に悪魔の金貸しスカピネリを(コレまた名優の)ウェルナー・クラウスが輪を掛けた爬虫類をどこか連想させるギトギトの怪演をしているコトも実に大きい。兎に角、二人の「目にモノ言わせる」演技は圧巻の一語!!ドイツ表現主義が有する”光と影のページェント”をときに華麗に、ときに荘厳にフィルムに刻み込んだギュンター・クランプのカメラワークも絶品で溜め息が出そう。難点は‥ヒロインが二人(マルギットとリュドゥーシュカ)揃ってブ●なコトと、ストーリーがポオの「ウィリアム・ウィルソン」を些か踏襲し過ぎな点。併せて2点マイナス。あと、バルドウィンを始めとするプラーグ大学生が老け過ぎなのもチョット…頂けなかった。
へちょちょさん 8点(2005-01-12 03:37:12)(良:1票)
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投稿日付邦題コメント平均点
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2007-08-29惑星大怪獣ネガドン5レビュー5.77点
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2007-07-25続・少林寺三十六房4レビュー5.37点
2007-06-26座頭市地獄旅7レビュー7.00点
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2007-04-07県立地球防衛軍4レビュー5.50点
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