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《ネタバレ》 松竹が発表した数少ないSF作品にして余りにもカルトな1作。脚本に「暗黒告知」で知られる推理小説家・小林久三も参加しているという異色ぶりだ。本作が秀逸なのは旅客機不時着事故にSFホラーを融合させ、生き残った乗員・乗客らのエゴイスティック丸出しの極限状況を更に悲惨なものに追い込むネチっこさにある。タイトルロールのゴケミドロは何かアメーバっぽいゲル状物体で、人間の額を真っ二つに割って中に入り人間を吸血鬼にしてしまう得体の知れないエイリアンである。まぁ、額が割れるトリック撮影は今見るとチャチなんだがw。そして圧巻は空をゴケミドロUFO群(コレも何かチープ!)が覆い尽くすバッドエンディング!!やっと助かったと思った主人公&ヒロインの絶望的な表情で終わる余りに暗い幕切れの後味悪さ。フィンチャーの「セブン」とかにも大して驚かなかったのは、コイツを観てヤな結末に免疫があったせいなのカモカモw。
【へちょちょ】さん 7点(2003-10-16 02:27:01)
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