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《ネタバレ》 正直、あんまり怖くないんだが、主人公ウイラードが病身の母親(エルザ・ランチェスター)を抱えた孤独で気弱な青年という設定は結構しみじみしてて割と好印象。ソンドラ・ロックとの不器用な恋愛にもペーソスみたいなものを感じさせる。しかーし、異様に賢い二匹のネズミ「ベン」と「ソクラテス」の存在が(いくらフィクションとは言え)余りに嘘くさ過ぎ!!「アルジャーノン」的に特殊実験でもしたなら兎も角、たかがネズミ如きが人間になつく(飼い主を識別する)なんて…。上役のアーネスト・ボーグナインは憎々しい名演だが、ネズミの大群に襲われる様は何だか一緒に戯れているようで迫力に欠け滑稽でしか無い。ネズミはネズミでもミッキーみたいな「マウス(二十日鼠)」じゃなく「ラット(どぶねずみ)」だったのが運の尽き。動物パニックとしては三流もイイ所だが、先述の侘びしい青春ドラマ風の演出にオマケして6点。
【へちょちょ】さん 6点(2003-10-22 04:36:35)
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