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殆どシューティング・ゲームの敵機の如き扱いに、インディアンもといネイティブ・アメリカンの方にはさぞムカツク映画だろうとは思いますが、生憎私ゃ日本人なんで、差別的視点云々抜きにして駅馬車襲撃の凄まじいサスペンスとダイナミックなアクションを堪能させて貰いました。流石フォード!この時点で既にこれだけの完成度は反則と言っても過言ではないでしょう。何かとジョン・ウェインばかりが語られがちですが、製作当時(1939年)、アノ「風と共に去りぬ」と掛け持ちで、優れたバイプレーヤーぶりを発揮したトーマス・ミッチェルの存在感を忘れちゃ困ります。本作でのオスカー助演男優賞・受賞は伊達じゃナイ!あ、それと第二次世界大戦が勃発した年の作品であるってコトを呉々もお忘れなく。こういう古典を評価しようと思うのならば、その作品の歴史的に果たした影響力や先進性を常に念頭に置いて鑑賞するコトが大事だからです。この後、コレを凌ぐ西部劇の数が一体どれだけありましたか?フォード自身の作品を含めても十指に満たないと思いますが。(もしも有ると仰るヒトがいたら、ちょっとムキになり過ぎですね。頭を冷やした方が良いかと…。)私ですか?うーん、「シェーン」に「赤い河」、あと「真昼の決闘」くらいしか思い浮かばないなぁ。
【へちょちょ】さん 9点(2003-01-05 06:46:50)(良:3票)
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