ダイ・ハード/ラスト・デイ の 鱗歌 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > タ行
 > ダイ・ハード/ラスト・デイ
 > 鱗歌さんのレビュー
ダイ・ハード/ラスト・デイ の 鱗歌 さんのクチコミ・感想
作品情報
レビュー情報
高層ビルという密閉空間で孤独な戦いを演じた1作目から、もはやかけ離れまくったシリーズとなっております。第1作が「巻き込まれ型」の映画として楽しめたのは犯人一味の狙いがなかなか明らかにならない不気味さがあったからであり、アクション映画として楽しめたのは丹念なアクション描写があったからでしょう。それに比べると、この第5作。巻き込まれ型の体裁は一応とっているけれども、その方面でのサスペンスがあまり感じられず弛緩してしまうのは、敵方のターゲットがあまりに明確過ぎるから(仮に“ドンデン返しがあったとして”も、それは単なる途中でのルール変更に過ぎず、ターゲットの明確さは維持される)。またアクション描写も、派手でそれなりに楽しませてくれはするのですが、まあ、雑な印象は拭えませんなあ。「ダイ・ハード」の看板、そろそろ下ろしますか…。しかしきっと、ハマちゃんが釣りさえしていればそれは釣りバカ日誌なんだろうし、マクレーンが「ツイてない」とボヤけばとりあえずはそれはダイ・ハードなんでしょう。やたらと事件に巻き込まれてしまうのは余程運が悪いのか、それともここまでヒドイ目に遭い続けても死なないのは、余程運がいいのか。という意味では、世界一ダイハードなマクレーン刑事の真骨頂とも言うべき作品になっていて、車は転がる、ビルから(今度はホース無しで)飛び降りる、ヘリから吹っ飛ぶ、もうアクロバットとも言えないようなあり得ない無茶を連発し、完全にオモチャにされています。死なないんだからしょうがない、どこまでもとことんオモチャになっていただきましょう。でも、今度こそ、最終作だよね~??
鱗歌さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-11-02 20:21:25)
鱗歌 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-02-02ボヘミアン・ラプソディ7レビュー7.40点
2025-01-26スキン・ゲーム7レビュー6.50点
2025-01-26剣鬼8レビュー7.25点
2025-01-13富士山頂(1970)6レビュー6.91点
2025-01-12裸の拍車9レビュー7.11点
2025-01-12パッセンジャー576レビュー5.75点
2024-12-29ある兵士の賭け6レビュー6.75点
2024-12-22逢びき8レビュー8.04点
2024-12-21心の指紋8レビュー6.36点
2024-12-15クイック&デッド8レビュー5.47点
ダイ・ハード/ラスト・デイのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS