モータルコンバット(2021) の 鱗歌 さんのクチコミ・感想

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モータルコンバット(2021) の 鱗歌 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 モータルコンバット(2021)
製作国
上映時間110分
劇場公開日 2021-06-18
ジャンルアクション,ファンタジー,シリーズもの,リメイク,ゲームの映画化
レビュー情報
タイトル前の映画冒頭、およそ日本らしくない「日本の光景」が出てきて、ついでに真田サンも出てきて、ああ、このパターンだと、真田サン出演作と言ったってどうせこのシーンにしか登場しないんだろうなあ、とか思っちゃうのですが、実際にそうなのかどうかは見てのお楽しみ。役名はハサシ・ハンゾウ。もちろん違和感はあるけれど、いちいちツッコまない。ということで、一つよろしく。
一応、この冒頭で、「妻子を守れなかったハンゾウ」ってのが提示されて、それから時は流れて現代。よくわからんがきっとコイツはハンゾウの子孫なんだろう(ハンゾウの子供は何やら怪しい坊主に救出されたので、きっと今でも子孫がいるんだろう)、と思われる男が主人公で、やっぱりコイツにも妻と娘がいる。だから、最終的に、彼が妻子を守る話にはなるのだけど・・・
それにしちゃあ、その要素が随分、薄味。冒頭のハンゾウの家族の描き方が簡潔だったから(雑、とも言う)、現代パートでもバランスをとって簡潔に描いたのか。はたまた、格闘映画一色に染めるために、そういうまどろっこしいファミリー描写は省いたのか。
正直、映画を見終わっても、主人公の妻と娘の顔が思い出せないくらい印象が薄くって(笑)。敵や味方の怪しい格闘家(?)連中のキャラの濃さを前にしては、主人公の家族の存在感など、風前の灯。ストーリー上の要となるべき「家族愛」が、この程度の描かれ方でよいのだろうか? 
映画を格闘色で染めきるために削ぎ落した、というのであれば、さて映画の全編が格闘シーンで埋め尽くされているんだろうか、というとこれがそうでもなくって、何やらモタモタとよくわからないやり取りが続きます。あまりスピード感が無い。では映画が退屈なのかというとそうでもないのが不思議。なぜかズルズルと映画に付き合ってしまう。。。
クライマックスはちゃんと、格闘シーンのオンパレードです。敵味方入り乱れ、闘いがこれでもかと繰り広げられます。
ただし、やたら画面が暗い。ただでも細切れで見にくいアクションが、さらに見づらくって。CGの都合で暗くしているのか?と疑いたくもなるけれど、もし、この闇を描くのが主眼なのだとしたら、光があってこそ、闇が生きるのでは。暗いだけでは芸が無い。手から炎を出すキャラがいて、この炎だけが唯一、画面上で目を引きます。
残念ながら、肝心の格闘シーンの、見せ方が今一つ、という印象。。。
結局、格闘大会だか何なんだかよくわからない乱戦となりますが、見ててふと、かつて『バトル・マスター/USAサムライ伝説』というそれはそれは面白い(?)映画があったことを思い出しました。どうせダメダメなんだったら、いっそああいうのをリメイクしてはどうでしょうか。
あと、これは大抵の人がそうかも知れませんが、真田サン繋がりということもあり、『魔界転生』も思い出してしまいます。いつの日か、ハリウッドでリメイクされないですかね~。
鱗歌さん [インターネット(字幕)] 5点(2025-02-23 06:33:20)★《新規》★
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