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冒頭の謎、中盤のサスペンス、最後の意外性、のすべてを備えたのがよく出来たミステリーであって、今やすっかり古びて物足りなくとも、ガストン・ルルーの『黄色い部屋の謎』なんてのはやっぱり見本みたいな作品なのかな、と思います。多くの作品は中盤のサスペンスが足りず、それでも最後の意外性が高いと、何となく満足しちゃう。さて本作。これも上記「多くの作品」と同様の印象でした。「最後に意外なオチが待っている事すら忘れて観ちゃう」くらい面白いとベストなんですけどね。
【鱗歌】さん 7点(2003-10-04 23:57:35)
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