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映画であれ小説であれ音楽であれ、芸術とは、それに触れる者へ挑戦し、時に鼓舞し、時に畏れさせるものであるべきだ! よって癒し系などというヌルいものは許せん! などと吼えられたのも20代まで、30越えるとだんだん弱気になってきちゃう(笑)。こういうストーリー性の乏しい映画、いささか構成力という面では緊張感に欠け、昔なら見向きもしなかったかも知れないが、最近では、う~む、こういうのこそ貴重かもしれんなあ、としみじみしてしまう。「退屈な映画だ!」の一言で斬って捨ててみたい気持ちも無いでは無いが、やっぱり歳には勝てません(笑)。世知辛い現代の時代性ってのもありますしね~。ま、それはともかく、さすがにこの「やかまし村」、ここまで田舎過ぎると、個人的に懐かしさは感じませんが、子供達の視線には、きっとピンとくる懐かしさがあります。買い物に行くエピソード、分かれ道まで戻ると必ず買い忘れした物を思い出すので、その地点を走り抜けちゃえばOKだろうというおバカな発想。ああ、子供ならしそうな発想だ、自分の子供の頃もそんなこと思いつきそうだ。いやいや、大人になった今でも、結構それに近いこと考えてるような気もするなあ・・・・。
【鱗歌】さん 7点(2004-08-13 01:35:26)
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