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タイヤキは尻尾までアンコがぎっしりつまっていると嬉しいもんである。これと同じでダンス映画も尻尾までダンスがつまっている方がよいのである。そういう意味ではなかなか良心的な構成のようにも思える、しかしこれは諸刃の剣でもある。本作はダンスを重視して他のすべてを徹底的に割愛した結果、薄皮が破けてアンコがはみ出すに至っている。ここまでくると食べるのにも一苦労。ってか、もはやこれはタイヤキではなくただのアンコの塊ではなかろうか。ジェニファー・ビールス演じるところの松本千秋(?)は人間的な深みに著しく欠け、どうにも感情移入できず、気分的に盛り上がりませんでした。一見ハッピーエンドだが、こんなに斑気では、この先も苦労するだろう。
【鱗歌】さん 4点(2004-04-24 23:55:25)(笑:1票)
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