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《ネタバレ》 かつて、ダイアン・フォッシーのドキュメンタリー番組を観た時に非常に衝撃を受けておりましたもんで、彼女の生涯を映画化するらしい、という話を聞いた時にはむしろ、「ああ、ハリウッドはすぐこういうショッキングな話に飛びつくよなあ。しかも、強い女性を演じさせるにゃ、やっぱシガニー・ウィーバーってか?安直じゃないの?」と、ちょっと引き気味だったのですが。しかしその後雑誌で得た情報よると、映画化の企画は彼女の生前に遡り、製作者が契約のためにアフリカに向かい、いよいよ会おうというまさにその直前、彼女が殺害されてしまったんだとか。う~ん。こんな話を聞くと、実に弱い。タマリマセン。キャストにヒネリがなくったって、いいや。手のひら返して「さすがシガニー!」なんて言っちゃうよ、もう。リック・ベイカーの着ぐるみゴリラもホントよく出来てて、いい仕事してるんですが、やっぱり本物のゴリラとの命懸けの撮影があってこそ。頭が下がります。ま、何だかストレートな映画で、もう少しヒネリがあってもよいのでは、という気もしないではないですが、こういう実在の人物の活動や訴えを形にして残す、というのも映画の役割のひとつなのかなあ、と(だから本作においては解決は示されません)。ところで、映画音楽もえらくストレートですね。モーリス・ジャールだからしょうがないって?でもこれで、ゴールデン・グローブ賞受賞、アカデミー賞ノミネート。こんなんでいいのか!? もー私にはわかりませーん(笑)。
【鱗歌】さん 7点(2004-05-08 23:32:51)
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