もののけ姫 の なんだかんだいってもやっぱり色即是空(VF-154) さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > モ行
 > もののけ姫
 > なんだかんだいってもやっぱり色即是空(VF-154)さんのレビュー
もののけ姫 の なんだかんだいってもやっぱり色即是空(VF-154) さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 もののけ姫
製作国
上映時間133分
劇場公開日 1997-07-12
ジャンルアクション,ドラマ,アドベンチャー,ファンタジー,時代劇,アニメ
レビュー情報
先日、あらためてビデオでゆったり?鑑賞した。今回は一度見ていたことも有ったせいか、ゆとりを持って観ることが出来た気がする。映像は流石に綺麗でアニメーション自体の出来・質の高さを認識させるものだった。動画から背景に至るまで、作風でしばしば比較になる「風の谷のナウシカ」からすれば、格段の進化だと思う。さて、初めて観た時は開始早々の部分を見過ごしたこともあって何やら話自体がいまいちピンとこず、消化不良の感が強かったのだが、今回は話の展開にもそれなりについていくことが出来た。物語のテーマ云々は今更どうこう書き述べる必要も無いと思うが、作り手は本作品において様々な古の神を引き合いに、自然の偉大さ・大切さというメッセージを強く出しながらも、最終的には「だから人間かくあるべき」ではなく、「どうするべきなのか考えてみませんか」的にまとめている。たしかに優等生的な仕舞いの付け方だろう。だが、観る側に投げかけたかたちで幕というのは、これはやはり中途半端な気がする。人間と自然との戦い、あるいは自然の鉄槌よりも、人間自体の存在、人間同士の戦いの方が血なまぐさいという点を描いたのならば、もっと徹底した自然礼讃で良かったのではないだろうか。モロは死に、エボシはその骸に片腕を食いちぎられたが生き延びた。これは人間がこの後も同じことをくり返すであろうことを暗示させ、人間の生きる上での「必要な」営みを完全に否定し切れていない。その辺りが妙に曖昧であり、ラストシーンでのサンとアシタカの会話に違和感と言うか、何かしら納得できるものを感じることができなかったのは私だけだろうか。
なんだかんだいってもやっぱり色即是空(VF-154) さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2005-01-13A.I.5レビュー5.22点
2005-01-03踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!3レビュー5.00点
2004-12-09パーフェクト ストーム4レビュー5.06点
2004-12-09雨あがる6レビュー6.12点
2004-12-08007/ワールド・イズ・ノット・イナフ6レビュー5.83点
2004-12-04スパイダーマン(2002)5レビュー6.34点
2004-12-04キャプテン・スーパーマーケット6レビュー6.33点
2004-12-03RETURNER リターナー4レビュー5.69点
2004-12-01猿の惑星8レビュー7.59点
2004-12-01続・猿の惑星3レビュー4.33点
もののけ姫のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS