| 作品情報
レビュー情報
聞きかじったプロットから、数十年も「記憶喪失の男が純真無垢な少女に癒されていく物語」だとばかり思い込んでたんですけど、全く逆でした。純真だったのは男の方で、本作の少女は歴としたファム・ファタールです。もちろん女の武器を使う訳でも、悪意がある訳でもありませんが、彼女には「無邪気の邪気」がある。こんな可愛い子に「ジュ・テーム」と甘く囁かれたら、ロリコンじゃなくても人生が破滅に向かうことは目に見えてる。私は映画の冒頭から、ずっと薄氷を踏む様なサスペンスを感じてました。こりゃある意味、「勝手にしやがれ」よりも遥かに衝撃的な古典です、7点献上。
【sayzin】さん 7点(2004-12-24 00:09:53)
sayzin さんの 最近のクチコミ・感想
|