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榴弾の弾着音がBGMのベルリン陥落直前の総統地下壕、憔悴し諦め切った軍首脳部と現実を直視しようとしないヒトラーもついに4月22日にあきらめる…。しかしその後も地下壕の外ではモーンケSS少将ら武装SSや国防軍の必死の抵抗が続いている…ほんの少しだが原作から脚色されているが、ほぼ想定される史実どおりの展開(マルティン・ボルマンの運命には異説もあるが…)であり実に良く出来ている!私生活でのヒトラーは申し分の無い紳士で人当たりも非常に良かったと言われている。その一方で人種絶滅などを推し進める極端な2面性。この両面を一本の映画の中で描ききったのは初めてではないか?考証的にも非常に良いと思う(SSルーンの使い方に疑問を感じなくも無いが…)さすがドイツ製作の映画。ただソビエト兵の略奪・暴行のシーンは一切無かったですね…味方を撃つ人がやはり大悪人であると思うのか、外交配慮というか敗戦国の悲劇と言うべきなのか…。
【クルイベル】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-08-22 10:15:37)
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