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《ネタバレ》 真っ直ぐに突き進んで行くジョーに「ついて行けない…」と思うノリチャンとの絡みのシーンが好き。少し前までは、カッコつけすぎていて鼻に付くところがないといえば嘘になるが、そのカッコよさに憧れも感じていた。しかし、今、思えば、主人公のジョーの生き方に完全に共感出来なくなっている。一見、ジョーは自分で道を切り開いている一匹狼のようにも見えるかもしれない(事実私もそう思っていた)しかし、現実は丹下段平などの人々の支えがなければ何も出来ない。それを知って知らずか、「真っ白な灰になるまで」戦いたいと我侭三昧。だが、その真っ白な灰になった後のジョー(カーロス状態のジョー)を面倒見るのは、丹下段平だったり、白木葉子だったりするんじゃないの?その姿を思えば、「浮気もすれば暴力も振るう。けど、ゴクたまに花とか買って優しくしてくれる夫が痴呆症になって…」「奥さん、大変だね…(みのもんた)」と「思いっきりテレビ」を思い出してしまうのだ!だから、もしも私が丹下段平だったら、間違いなく「ジョーーーーぉっ!」と叫びつつも、心では「(そのまま逝ってくれ~~っ)」と思うだろう。
【クルイベル】さん 7点(2004-02-16 10:21:23)
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