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レビュー情報
《ネタバレ》 幕末の坂本竜馬暗殺に至るまでの最後の三日間を描いている。強烈な個性の俳優が出ているこの作品、ファンにとってはほんとに震えがとまらないくらいの感覚でございます。時代劇としてはちょっと異色でモノクロの映像が時代を見事に表し、独特な音楽と共にどんどん引き込まれていった。竜馬と共に暗殺される中岡慎太郎に石橋蓮司、薩摩に雇われた刺客ではんの弟右太に松田優作。これがとられたのは内ゲバ闘争が盛んな頃、時代のせいもあるが迫力が感じられる。黒木監督はのちに“浪人街”でも石橋、原田を起用。でもこれには及びません。原田芳雄演じる坂本竜馬、、女好きで漂々と奔放に、でも力強く生きてる、、が最高にいいんです。(かつて松田が原田に男惚れしてたのもうなずける)それに石橋の演技が加わり、さらに松田が寡黙で癖のある個性を出し、味のある作品になっている。竜馬を演じる役者は他にもいるが(しいて言えば武田鉄矢とか)ピッタリはまる役者って原田氏ではないだろうか。男くさい、この男くささがこの竜馬を引き立ててると思う。ええじゃないかの白塗りをして歩く三人、竜馬と争い、肥溜めにはまる蓮司、などユーモアもちりばめられている。時代劇っていうより青春映画時代劇編って感じです。本格的時代劇好きな方はちょっと、、って思うかもしれないですね。でも私的には大好きなので10点満点付けさせていただきとうございます。【Fantasista】さん、登録ありがとう。感謝します。
【fujico】さん 10点(2003-12-14 19:53:18)(良:1票)
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