喰女-クイメ- の りりらっち さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ク行
 > 喰女-クイメ-
 > りりらっちさんのレビュー
喰女-クイメ- の りりらっち さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 喰女-クイメ-
製作国
上映時間94分
劇場公開日 2014-08-23
ジャンルホラー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 グルグル回転する舞台は、観る側は面白いけど、演じる側は目が回ってクラクラしちゃうんじゃないでしょうかね。後で尻モチついたりして次のシーンへ行けなさそう。映画だからいいけどさ(笑)

それにしても、驚くほど怖くなかった。
全体にやたら暗くてスローテンポで意味ありげなセリフやカメラまわしを多用し、くるぞくるぞ~と煽っておいて結局こないのはジャパンホラーのお約束とはいえ、この怖くなさは反則なんじゃなかろうか。長いし。
まあ怖くない一番の理由は、全体に柴崎コウの演技がよろしくない上に、クライマックスもイマイチだったせい?特殊メイク以外に鬼気迫るものがないので、ただの陰気な女になっちゃってるのがなぁ…。
その点、海老蔵の方がうまいのかもしれんが、別に目を半眼にしてボーっと突っ立っていただけ、とも言える。それにさ~海老蔵演じる浩介とやらがあまり魅力のある男じゃないのに、なんであんなにモテる?主演男優だから?海老蔵本人も、バックグラウンドを取っ払ってしまえばそんなに女にモテるタイプじゃないからなぁ…まあ変な意味じゃなく、男からはいい男だと思われるタイプかもしれないけど。

あとね。好きな男の子どもを妊娠してでも男は浮気者でーって、よくある話だと思うんだが。
過食するのはともかく自分でフォークで掻破しようとするなんて、あり得ないでしょ。そのあり得なさに説得力を与えるのが女優の演技力なのだが、今回はそこに問題があり。舞台で主演をはろうって女優が普通以上に精神的に弱いなんて不自然な設定だな~って、後で実はそこら辺からは海老蔵の死の際の妄想(?)だったってわかるまで、少々シラケちゃいましたよ。

この現実の三角関係と四谷怪談のストーリーがまったくリンクしていないのも、なんだかな。
行燈に灯る明かりとか、背景のプロジェクターの絵とか、デクスターばりの部屋中を埋め尽くすビニールシートとか、グルグル回る舞台といい、映像的にはすんごくよかったので、肝心のストーリーがつまらなくって残念です。
りりらっちさん [DVD(邦画)] 4点(2015-05-08 23:04:19)
りりらっち さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2023-08-07TUBE チューブ 死の脱出(2020)5レビュー5.00点
2022-07-05モルグ 死霊病棟3レビュー4.25点
2022-03-19ハロウィン(2018)4レビュー5.22点
2020-07-18アフターショック6レビュー6.71点
2020-07-03昼顔(2017)5レビュー5.54点
2020-07-0310 クローバーフィールド・レーン6レビュー6.55点
2020-07-03Dear Friends ディア フレンズ4レビュー3.54点
2020-06-29Virginia/ヴァージニア(2011)5レビュー4.57点
2020-06-29リグレッション4レビュー5.00点
2020-06-29アス4レビュー5.56点
喰女-クイメ-のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS