欲望という名の電車(1951) の 野ばら さんのクチコミ・感想

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欲望という名の電車(1951) の 野ばら さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 欲望という名の電車(1951)
製作国
上映時間122分
劇場公開日 1952-05-08
ジャンルドラマ,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
ブランチがかわいそう。次々家族が亡くなり残っていたのは土地だけ。それも生活力のない元貴族では売るしかなかった。そんな寂しさを埋めるのは男を引っ張り込んで遊ぶしかなかったと。自業自得の面もある。しかしずっと貴族のお嬢様として生きてきたブランチにとって世間の荒波で生きていくことは所詮無理なんですよね。それを義弟のスタンレーがいじめる。確かにひどい。しかし気が触れるほどだったのかなと思ったりもした。しかし解説を読むとレイプするシーンがカットされていたのだという。そうだったのかと納得。老嬢ブランチという設定だが38歳のビビアン・リーはまだ綺麗すぎました。男尊女卑のにおいの残る時代で、経済的にも肉体的にも力のない女性が、男に対抗できる唯一の武器である美貌を失ったときどれほど惨めか。そんな「女の哀しさ」の映画だったように思います。女性はこの映画をどのように見たのでしょうか。出演者がどれも迫真の熱演で見応えがありました。
野ばらさん 9点(2003-09-07 19:17:18)(良:1票)
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投稿日付邦題コメント平均点
2003-10-09バーバー7レビュー6.65点
2003-10-02ストーカー(2002)8レビュー5.21点
2003-10-022001年宇宙の旅1レビュー7.33点
2003-09-19レッド・ドラゴン(2002)7レビュー6.60点
2003-09-07チャイナタウン7レビュー7.03点
2003-09-07脱出(1972)8レビュー6.72点
2003-09-07欲望という名の電車(1951)9レビュー7.02点
2003-08-21裏窓(1954)5レビュー7.17点
2003-08-16風と共に去りぬ9レビュー7.58点
2003-08-15デイライト7レビュー6.17点
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