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あらゆる法廷モノの中でも群を抜いている不朽の名作。素晴らしい脚本と、着実な演技、豊かな発想の演出、この3つが揃ってしまうと、このシンプルな設定でも、こんなに凄いものが出来上がるのか、という意味で衝撃的ですらある。息苦しくなるほどのスリリングな展開のエンターティメントの中に、民主主義の理念を示した監督の志にはまったくもって敬服する。成熟した民主主義とはつまり、少数の権利をどう考えるかということであり、結論に至る過程こそが重要だという、極めて深いテーマを、短い時間で明快に描いている。しかし、これを上回る法廷モノ……。いつ出てくるんでしょう?※見事に描き分けられた12人のキャラクターについては、【へちょちょ星人】さんのコメントに思い切り楽しませていただきました。かけ寄って話し掛けたい気分ですぅ。
【poppo】さん 10点(2003-05-03 13:25:22)(良:1票)
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