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あのキューブリックに「この二十年間で一つだけ重要な作品を挙げるとすれば、それは『デカローグ』だ」と言わしめた本作。真の映画ファンの方なら間違いなく10点を付けるのでしょうが、僕の場合はちょっと退屈してしまったところもあるので平均の7点です。初めて同監督の「殺人に関する短いフィルム」と「愛に関する短いフィルム」を観た時に深い感銘を受け、全ての作品がこれらと同等のクオリティを誇っているのならそれは物凄い傑作だろうと思っていたのですが、個人的には結構当たり外れが大きかったです。とは言え他の話の出来事や登場人物が、また他の話に微妙に関係してくる辺りの演出はまさに絶妙としか言いようがなく、最後の十話目まで観たらまた最初の第一話から見直したくなります。そんな中でも自分のお気に入りエピソードは第三話の「あるクリスマス・イブに関する物語」と、第七話の「ある告白に関する物語」。そして最後の「ある希望に関する物語」です。ずっと悲劇的なドラマで持ってきて最後に喜劇でシメるというキェシロフスキー監督のセンスにも脱帽したので+1点。いつか機会があればまた挑戦したいです。ちなみに僕はこれで十戒を覚えました(笑)。
【かんたーた】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-25 23:14:40)
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