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《ネタバレ》 リドリー・スコット、監督 マットデーモン、ジェシカチャステンと大好きな監督、俳優ときたら観に行かないわけにいかんでしょう!
色々細かいとこを指摘される諸氏がおられますが、わたしは大変娯楽映画として楽しめ、満足して見終える事が出来ました。映画は作り物。それをどうとるかは個人個人の自由。眉間にしわよせて観るも大笑いして観るも泣きながら観るも何でも自由!それからいくとこの映画では手に汗握り、泣き、感動し、また泣きました。リドリー・スコット監督は楽しめる作品の天才だと思います。物語も気を抜くところなく展開の速さも適切だし。ダレルどころか山場に向かって登るようなストーリーは好ましいものでした。 マットデーモンの演技も火星に残された者の感情の起伏を細やかに演技していたと思います。演技の軽さが問題視されそうですがそれを軽口で流せない者はたった一人でその苦境に押しつぶされ死んでいるでしょう。彼の醸し出す気持ちの見せかけの軽さやディスコ全盛時代のヒット曲がより事の重大さを感じさせて息詰まる思いでした。また火星探査機のクルーのリーダー。メリッサルイスを演じたジェシカチャスティンははまり役でマークを火星で死なせたと思い帰還の途について全責任を重く背にしょった気持ちでいるとこに彼の生存を知り。直ぐにでも引き返したい気持ちを押し殺しリーダーとしての冷静なたたずまいは見事でした! しかしそれも彼の存在が近ずくと軍人の鎧を脱ぎ捨て一か八かに出て彼の救助に命をかけます。このへんの二人のベテランのわざは見ていて感動に値します。 余談ですがNASAでの打ち合わせにらちが明かないのを見て、エルロンドの会議だとロードオブザリングをの裂け谷のシーンを持ち出したのは、シヨーン・ビーン「ロードオブザリングでボロミア役」がそこにいるので笑えました。 とにかく後半の火星からの脱出シーンの手袋の穴ロケットは笑えましたがアイアンマンにはなれないでゴム風船でしたね。 原作の良さは忠実には描けないがその緊迫感と結果得られる感動は思わず泣けました。誰でもが楽しめる娯楽映画として超お薦めです。 【としべい】さん [映画館(字幕)] 9点(2016-02-05 22:19:36)(良:1票)
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