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《ネタバレ》 大ファンの土屋太鳳ちゃんの映画なので公開を心待ちにして見てきました。予告の期待度、番宣での盛り上げ。期待はこれでもかと上げられていました。結論から言うと「つまんない!」私はファンですからまだ我慢できましたが、知らずにとか予告の雰囲気でとか来た方にはがっかりさせてしまうでしょう。映画製作会社や脚本、監督は誰をターゲットにしているのでしょうか? 小、中学生までなら納得の範囲ではないかと思いますが大人には受け入れることは無理でしょう。何が気にさわるのかというとこんなに悲しい主人公なんですよ!またそれを助けようとする友情愛が素晴らしいんですよ!泣けること間違いないですよ!と押し売りをしてくるところだと思います。シーンとして有っていいとは思いますがその手法は子供だましのようにあざといものです。間や目くばせなど声を発しない演技の方がスマートにその心情を伝えられることもあるのではないのでしょうか?そのへんもう少し考えていただければ良かったな。
物語は原作に沿って作られているとはいへ、重要な展開の時が描かれていません。未来から届く手紙はなぜ菜穂と須和にしか届かないのかまたそれさえ他の友人には知らされない。全員が知ってこそ友を思う愛の輪が翔を何とか自殺に至らせないよう阻止できるのでは。起こる事象の展開にも山が無くどうしても盛り上がりに欠けますね。もっと翔を中心に起こる事がスリリングに展開していればもっと盛り上がると思います。 翔と菜穂の気持ちの変遷も進展が無くはっきりしなく消化不良のようです。二人のヒロインも明るさと暗さのメリハリが感じられず、原作の二人を捉えられていない。特に太鳳ちゃんの菜穂はあまりに引っ込みじあんで消極的で消え入りそうな性格を演じようとしてマイナス面に出てしまいましたね。唯一太鳳ちゃんらしさが菜穂とオーバーラップしたのは縁日で翔と二人でたい焼きを食べるシーンだけでしたね。声も一本調子で甲高い声で全く合っていませんね。監督は指示しなかったのがおかしいと思いますね。これでは原作既読の方にはお勧めはできませんね。 【としべい】さん [映画館(邦画)] 3点(2015-12-16 19:44:03)
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