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《ネタバレ》 正直驚いています。これほど人間の命の尊厳、純粋に人を愛することの大切さを切実に描いた邦画を観ることが出来たことに。その場その場の雰囲気をそのまま描き出すような鮮明な音楽、光加減を意識した素晴らしい撮影、この映画が扱っているテーマの重さなど全てがこれまでの邦画の一線を越えている。不満点を言っておけば、やはり皆さんのご指摘の通り突っ込みどころが多いこと。婚約してるんなら朔太郎は律子の足の怪我の経緯を普通だったら知ってるだろうし、律子の出身とか自分と思い当たる部分があることに気づいてるはず。重じいや他の脇役の人物像の描写も少し不足している。だけどその分、主役の若き日の2人に全力を注いでいるのは理解できます。特に亜紀役の長澤まさみ、朔太郎役の森山未來この両者の演技は完璧としか言いようがありません。劇中で純粋に恋愛をする2人の姿に、同じ高校生である俺も憧れを抱く程でした(爆)この点数は少し甘いかもしれませんが、キャスト、スタッフ共の今後に期待して8点です。
【エージェント スミス】さん 8点(2004-12-24 15:03:28)(良:1票)
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