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《ネタバレ》 この映画の作られた前後には旧ソ連が100メガトン水爆を開発した(水爆は運搬のことを考慮しなければ、いくらでも大きなものは作れるので驚くべきことではない)と発表して実際に北極圏で50メガトンだかの実験を行い、それに対して多くの反核団体や革新政党が「社会主義国の水爆は大丈夫だ」とか妄言を言って人々の顰蹙を買ったとか、共産党系でない革マルの学生がモスクワで反対デモを行うと言う凄いことをやったりとか、核戦争への危機感と政治の思惑が混乱していた時期でもあります。局地紛争(おもちゃみたいな戦車とかの少しユーモラスな場面ですが)からの拡大に全く無力である日本の政治家も含めた立場は観ていていらいらさせられるだけでした。この時期に日本での公開は少ないまでもこの種の映画は米国ではかなり数多く制作されたのではないでしょうか?第二東映でも同種の映画が作られたのを観た記憶があります。(もちろんこれほどの規模のものではありませんでした。)最後のシーンは議事堂の模型に溶けた鉄を流し込んで撮影したとか聞いたことがあります。実際に大型の核爆発があれば、ガンマ線によって急速に超高温に加熱された空気が発生する衝撃波で建造物は吹き飛ばされるのでこんなにゆっくりと溶けたりはしません。
【たいほう】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-11-11 14:54:24)
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