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レビュー情報
《ネタバレ》 性的な比喩ではなく文字通り食物としてのご馳走を愛してしまって、食べたいけれども食べられない、愛そうとするには食欲に打ち勝たなくてはならないという設定で、それによる葛藤、悲恋がひとつの軸になっていますが、「ご馳走を愛する」という感覚が最後まで体感として共有できなかったため、楽しめませんでした。男性は時に性欲と愛情の葛藤に悩まされますが、食欲と愛情との葛藤の経験が乏しく実感できません。女性がアレルギーとかあるいは特別な病気や体質で男性とのキスや性的交渉が女性の死を意味する状況で、男性が性的欲求に打ち勝ってプラトニックな愛情を追求するなんていうなら、そんなテーマが映画として面白いか否かは別として、実感がわくのですが。人食い人種に見せたら共感が得られてヒットするかも。主演の男優もそれほどイケメンには見えません。続編は遠慮しておきます。
【ダルコダヒルコ】さん [映画館(字幕)] 3点(2009-05-10 19:47:11)
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