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公開当時に劇場で購入したパンフレットには、「20世紀最後の幸福なアメリカ万歳映画」というような意味合いの評論が記載されていた。
劇場用パンフレットとしては珍しく、そこには若干の「揶揄」が含まれていたような気がする。 映画評論家が、本来絶賛のみすべきのパンフレット内の評論で、そういう類いの揶揄を含みたくなったことは理解できる。 なぜならば、多少なりとも映画通ぶっている人にとって、この映画が映し出す娯楽性は気恥ずかしいまでに王道中の王道であり、ベタの中のベタを貫き通した文字通りの「アメリカ万歳映画」だからだ。 ただし、この映画のつくり手たちにとって、映画通の講釈なんぞ端から眼中にない。 ただただひたすらに自分が憧れ、自分が観たい“アメリカ映画”を撮りきったこのドイツ人監督の功績には、賞賛を超えて、感謝すら覚える。 それくらい僕にとってこの映画は娯楽SF大作としてフェイバリットな唯一無二の映画である。 ランディ・クエイド扮する酔いどれパイロットのオヤジが青白い閃光を受けながら高らかに叫ぶ。 「Hello Boys, I’m Back !!」 最高。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 10点(2003-10-06 18:45:16)(良:1票)
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