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《ネタバレ》 個人的感覚ですが、この頃映画やアニメ、マンガなどの様々なシリーズものの作品で、「ラスト〜」とか「the final」などのさも最終回ですーみたいな雰囲気出してお客さんを動員しようとしてる作品が出てき始めたように思います。今作のルパンはテレビ放送ものなので観客動員うんぬんは関係ないと思いますが、やたらと「ラスト」とかタイトルで煽る風潮はなんだか好きになれません。
気を取り直して単純に一つの作品としてみた中で、ルパン感は60点。テレビものを#1からここまでずっと追いかけているのですが、個人的には『お宝返却大作戦』以降面白いなと思うものには出会えていない気がします。作りが雑だったりルパンたちの魅力が全然出ていなかったり、だいたい原因はそんなところなのですが、今回もなんだか場面の切り替わりが唐突すぎて、見ている方が置いてけぼりをくうシーンが何度か。いきなり出てくるモルガーナって誰だよとか、風神の起動スイッチが犬って、それって全然コントロール出来ないじゃんとか、ブラックホール作るのに風神の像はなんで無事なの?とか。ルパンたちの軽妙でコミカルな魅力もあまり出しきれておらず、いまひとつな感じでした。 あと、銭形が死んだことになっている割にはルパンたちの振る舞いが普通すぎて。何作か前にルパンが死ぬ回ではみんな沈痛な面持ちでルパンの弔い合戦までやろうという勢いだったのに、とっつぁんにはえらく淡白なんだなと逆の意味であっけに取られました。もう少し悲しんであげるくだりはなかったものか。 毎年毎年作らなくてはいけない重圧とかネタ切れとかあるんだろうなあ。それでも、ルパンシリーズに対して愛があり、しっかり準備された作品が見たいです。 【TANTO】さん [インターネット(邦画)] 6点(2022-04-19 00:29:53)
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