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さて、まずもって普段観ない映画を観てしまいました。ハリウッド+恋愛。しかも病気もの。あああああ、レンタルビデオ屋でも絶対に手に取らないセットだよ。それなのに、それなのに観てしまったのは彼女から薦められたから。すいません、まったくレビューとして成り立たない背景です。点数つけるのも相当迷った。絶対に私情が混じってる。公平なレビューができない。というわけで、だいたいこれまでの自己平均の7点をつけました。映画は面白かったですよ。クリスチャン・スレーターの演技も好きですし、マリサ・トメイのオーバーなアクションもなんだか解りやすかった。といってもストーリー、俳優の演技、映像技術、音楽等は公平に観たら可もなく不可もなくといったところなのかもしれません。ハリウッド映画には最近まったく信用していなくて、彼女からかなり強く勧められたもののダメ映画だったらどうしようと真剣に考えていたので、その反動もあったのかもしれません。けっこう感動して、いい映画観たなーと思ったんですけどね。観ていて感じたのは、変な技巧とか、複雑なカメラワークだとか、時間軸のズレだとか、そんなテクニック的なことをほとんど放棄して、しかも常識的な恋愛だとか当り前の感情だとかにもこだわらずに、単純明快に「愛」一本で最初から最後まで押し切っているということ。直球と言う言葉が散見されますが、あえて剛速球と言わせていただきます。緩慢に見えるスレーターの腕から観ている人の胸にズドンと力強い球が投げられている感じです。これを受け止められる時と、つい避けてしまうときと、もろに打ち返してしまうときがありますが、それは観る側の問題。この映画はこれでいいんじゃないかと思います。映画って一緒に観る人や、その時の体調、観る側の意気込みとか、とにかく受け取る側の問題も強くあるんだなとしみじみ思いました。
【fero】さん 7点(2004-11-14 21:27:54)(良:1票)
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